個室とカウンター
シンプルでスタイリッシュな個室は鮮やかな色でコーディネートされている |
そして店内奥には、床が一段高くなった個室(写真・最大12席)も設けられている。こちらもシンプルな内装ながら赤い椅子がアクセントになっている。ニューワールドのワインにも価格が万単位の高級品は山ほどあるから、そんなワインを飲むワイン会などプライベートな利用に向いていそうだ。
カウンターから厨房を眺める
1~2人の利用なら、カウンター席がいいだろう。南アフリカ産のブビンガという木を使った、つやつやと分厚い一枚板のカウンターは長さ7メートル。その向こうにはスタッフがきびきびと立ち働く。タイヤを半円形に切ったような形で20キロはあろうかというパルミジャーノ(チーズ)がどんと据えられ、スプーンでくり抜きながら供する。豚の後ろ脚そのままに作られたサンダニエーレ産の生ハムは台に固定され、少しずつスライスを切り取って供する。肝心のワインは、グラスで1杯500円からおよそ20アイテムを提供。ボトルでは1本2,000円から、常時1,100種類以上がストックされている。1階のワインショップ『Wassy's』は2000種類以上が揃い、ここで買い求めたワインなら1本当たり2,000円でスープルに持込んで飲めるという。高いワインほど一般のワインバー価格より割安ということになる。それに1階から3階に移動するだけなら最短距離で済み、気温や振動のせいでワインが変質する心配がない。
たっぷりと豪快にというポリシーは、メニューを見ていよいよ実感される。ざっと見渡して、料理が値頃である。気取ったワインバーで注文するとかなりな勘定になりそうなアイテムが、200円、300円といった小さなおつまみからパスタや肉料理などのメインは2,500円まで。値段だけ見ればこれはもう居酒屋並みである。では、味の方はどうなのだろう?
料理のクオリティーは?>>