ワイン/ワインが際立つ飲み方と料理

ワインはこう保存するだけでおいしくなる(6ページ目)

ワインはナマモノ。いったんダメになったらそれまでだが、ちゃんと保存できていれば驚くほどおいしく飲めるもの。ワインショップからテーブルまで、ワインをどう扱ったらいいのか見てみよう。

執筆者:橋本 伸彦

セラーのブランドを選ぶ

家電メーカーや独立系など、セラー市場への新規参入はさかんだ。特に、1本から数本といった小さいサイズのもの、そしてスタイリッシュなデザインのものが豊富に見られるようになった。また、購入できるショップもメーカー直販、ワイングッズ専門店、量販店と広がっている。ワインショップでもセラーの注文を受けて販売しているところが多い。下の表には代表的なブランドを挙げて比較した。好みの銘柄や型番が見つかったら検索すれば、取扱っているネットショップが見つかるだろう。

ブランド(発売元) 特徴
ロングフレッシュ(フォルスター) 『加湿循環方式』による加湿冷蔵庫。通気孔から庫外の空気をつねに取り込んで換気する。湿度65%から80%に保つほか、85%以上の高湿度にも設定できる
サイレントカーブ(ドメティック) アンモニアが気化する際に熱を奪う原理を利用した『熱吸収式』。モーターを使わず音が静かだが、外気温が上がったり頻繁に開閉したりすると冷えにくくなる
ファンヴィーノ(グローバル) 2種の金属をつないで電流を流したときに一方の金属からもう一方に熱が移動する『ペルチェ効果』を半導体で実用化している。動力を使わないため振動が出ない
ユーロカーブ(日仏商事) 通気性を備え、アルミパネル上で自然に生ずる結露によって湿度を高める。デザイン別や温度帯などの機能別と、用途によって選べる豊富な品揃え

ワインセラーの最大の弱点は、故障と停電による温度上昇。そうしたリスク管理をあなたに代わってやってくれるのが、倉庫会社である。温度管理されたワイン保管用スペースを貸しているので、高価なワインの保管やセラーの購入といった場合に比較検討して使い分けたい。

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