ワイン/ワインが際立つ飲み方と料理

ワインはこう保存するだけでおいしくなる(5ページ目)

ワインはナマモノ。いったんダメになったらそれまでだが、ちゃんと保存できていれば驚くほどおいしく飲めるもの。ワインショップからテーブルまで、ワインをどう扱ったらいいのか見てみよう。

執筆者:橋本 伸彦

セラー購入?倉庫利用?

古風なセラー
地下セラーは無理でも…
ワインを暑いときに冷やしたり、逆に寒すぎるときには温めたりして一定の温度で保存する装置はワインセラーと呼ばれている。ちょっと冷蔵庫と似ているが、湿度の高さや振動の少なさなど、ワインの保存に必要な条件をクリアするように工夫されている。値段は安くはないが、大切なワインを完璧に保存したい人に便利だ。

ネットショップなどの通販では、ケース単位でまとめ買いをして一本当たりの送料を抑えるのが節約のコツ。届いたダンボールに入れたまま部屋のすみに置いておくのも悪くはないが、すべてのボトルを理想的な状態でスタンバイさせることができるのがセラー。短期間入れておくだけでもワインの味を落ち着かせて、本来のおいしさを引き出す効果があるといえる。

収納本数は多めに

セラーのワインはどういうわけか、容量を超えて増殖する傾向がある。わたしの知る限りでは、セラーの中のワインを計画的に飲みながら補充してセラーの収納本数だけで済ませている人は皆無。セラーを買うとたいてい、安心してワインを買い込んで一台では収まらなくなり、値段の安いボトルからセラーの外に置く破目になるようだ。小さすぎるセラーで後悔しないよう、予算が許せば100本以上入るものがいい。

こうしたニーズに対応して、最近では「小型のユニットを必要な数だけ買い足して揃えて下さい」というタイプもある。最初は数本で始めることも出来て、何台も並べて使うこともできるという訳だ。一台数万円で本数も少なめと、お手頃サイズがある。

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