しゃおしゃん焙茶工房へ



夕顔瀬橋のたもとにあるしゃおしゃん焙茶工房


秋になる直前、盛岡に行ってきました。

盛岡といえばもちろんお茶好きの間で有名な「しゃおしゃん焙茶工房」。とても盛岡らしい材木通りの突き当たり、夕顔瀬橋のたもとにある中国茶専門店です。

ご存知の方も多いと思いますが、しゃおしゃん焙茶工房は、中国茶専門店といっても、ちょっと普通のお店とは違います。お店の名前にもあるように、しゃおしゃん焙茶工房は、オーナーの前田さん自らお茶の焙煎をして提供しているのです。

オーナーのお茶遍歴

お茶を入れる前田さん

お茶を淹れるオーナーの前田さん


前田さんは、もともと台湾のお茶とであって、お茶好きに火がついたのだそうです。

そこで仕事をやめて台湾に渡り、様々なところでお茶を勉強し、さらに香港、アモイで勉強を続け、再び台湾にもどった前田さんは、師匠である宋勇進さんに巡り会い、お茶の焙煎の指導を受けることになったのだそうです。

養身茶作房を営む宋勇進さんのお茶は、飲んで身体を養うというもの。茶葉の品質を向上させるために「焙煎」という方法を用いて様々な研究を行ってきたそうです。もちろん、台湾省茶業改良場で茶葉生産や品評官能鑑定測験を学んだスペシャリスト。

そんな宋さんにじっくりと焙煎技術を学んだ前田さんは、日本に帰国してからも宋さんから学んだお茶を多くの人に楽しんでもらおうと、2003年5月に盛岡に「しゃおしゃん焙茶工房」を開きました。

とてもまろやかで自然に体にしみこむ前田さんのお茶

とてもまろやかで自然に体にしみこむ前田さんのお茶


彼女の手がけるお茶は、今までの日本ではちょっと考えられないような方法でした。つまり、雲南省の若い餅茶を焙煎してしまうというもの。

これはおそらく、いまだに従来の考え方を継承している普[シ耳]茶鑑定士などからは理解されない方法ではないかと思います。しかし、生茶の若い作りたての餅茶を飲んだことがある方なら、そのままのお茶を飲むよりも、彼女のやり方で焙煎されたお茶の方が、いかに飲みやすく体に優しいかが良くわかると思います。