充実のスイーツなどもお勧め
手つくりのおいしいちんすこう |
このほかにも、沖縄らしいお菓子としてマーラーカオに似た「ちいるんこう」という琉球蒸しパンもあるのだそうです。
もちろん、茶館定番の特製杏仁豆腐、黒ごまきなこケーキなど、いろいろと充実しています。
さらに、台湾の「魯肉飯(ルーローファン)」という庶民的どんぶり御飯を沖縄風にアレンジした逸品もお勧め。豚そぼろに椎茸、筍を加え、やわらかく煮込んだ沖縄産豚の角煮と高菜がのったオリジナルの魯肉飯です。こんなメニューがあると、お茶を飲んでお菓子をつまんで、お腹がすいたらご飯食べてと、朝から夕方までじっくりとお店で過ごすことができそうです。
仲の良いお客さんの手作り茶杯 |
- 魯肉飯(ルーローファン) ¥580
- ココナッツバタートースト ¥420
- マーラーカオ(蒸しケーキ) ¥100
- 杏仁豆腐 ¥250
- 黒ごまきなこケーキ ¥420
- 手づくりちんすこう ¥150~
素敵なオーナーやスタッフの暖かなもてなしも魅力
山城さん、銘苅さん、スタッフの女性 |
もともと、このお二人は、沖縄県産業振興公社が企画した空き店舗起業支援店「eggs+(エッグスプラス)」に「流求茶館」として、茶葉を販売する店舗を出店していたのだそうです。それから実店舗を持つことになり、2005年2月10日にこの「流求茶館」をオープンされました。
「台湾には東京へ行くよりも近くて、何度も行っているうちにお茶に惹かれてしまったのです。」とにこやかに語る銘苅さん。今まで沖縄には「茶館」という名前のお店があったくらい。ちゃんと工夫茶のセットで出しているお店が無かったので、是非お店を開いてみたかったのだそうです。
お店の名前の由来は、中国で隋代に書かれた「流求国伝」。「流求」とは、台湾を意味するという説と、沖縄を指すという説があるのだそうですが、沖縄で台湾のお茶を出すお店にはぴったりの名前ということで、採用したのだとか。「琉球」の別名だと思ってましたが、なかなか深い意味があるようです。
常夏の沖縄で、汗をかきながら熱い台湾茶を飲むなんて、なかなかいい素敵じゃないかとすっかり腰を落ち着けてしまう、そういうなんとも居心地の良いお店です。
■ 流求茶館 |