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L'O-Vu(ロブー)で和む
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お店の外観は写真を見てのとおり、南仏かスペイン当たりを思い浮かべるような作り。これがよもや中国茶専門店とは思うまいという斬新な店構えです。どうみても「おしゃれなフレンチレストラン?!」または、「おしゃれなブティック?!」と思うようなその外観は、扉を開けて一歩入ると見事に裏切られるのですが、このギャップがまた常連客には快感のようなのです。
いまさら御紹介するまでもなく、名古屋で中国茶を飲めるお店としてすっかり有名になった「L'O-Vu」。このお店のオープンは、今から3年程前。私もちょうどオープン当日お邪魔して以来、すっかりこのお店のファンになってしまいました。
オーナーは「じいや」という愛称で呼ばれる、旅行会社にお勤めだった岩崎さん。でもおじいさんではありません。(笑)そしてその脇を固めるのが、笑顔の素敵な小池さん。大きなカウンターでこの二人と話をしながら大好きな中国茶を飲むだけで、本当に和めてしまうのです。
L'O-Vu(ロヴー)の意味は、京都でお茶という意味の「おぶ」をフランス風にもじったのだとか・・・(笑)
岩崎さんは、長年アジアを駆け巡り、様々なお茶と出会った経験を生かして、みんなにもおいしいお茶を知ってもらいたいと、最初は「楽工房」という名前のオンラインショップを立ち上げました。
でも、やはり実店舗が必要ということで、いまやなくてはならない辣腕マネージャーの小池さんとともにお店のプランをあれこれ練った末に、こんな素敵なお店をオープンさせたというわけ
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エントランスはSHOPスペース
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入って右手が茶器や茶葉を販売するSHOPスペース。ここにはオリジナル茶器からおいしい茶葉までずらりと並んでいます。
茶器は、窓に沿って作られた棚や客席との区切りにある棚などに綺麗にディスプレイされていて、思わず手にとってしげしげと眺めてしまいます。そして茶葉は、奥の壁にサンプルトレイに入ってずらり。
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CAFEスペースはカウンターにて
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CAFEスペースは決して広くはないのですが、やや落とし気味にされた照明とカウンター後方の棚の間接照明が店内をぼんやりと照らし、流れてくる静かなJAZZとあいまって、どこやら大人の隠れ家に迷い込んできてしまったような錯覚に陥ります。
席につくとスタッフが茶譜(メニュー)を持ってきてくれます。
ここの茶譜は、大陸の緑茶から台湾の青茶、そして普シ耳茶まで、こだわりのお茶を工夫式で飲むことが出来ます。
アルコールランプの煮水器が各テーブルに備え付けられており、何杯でも気が済むまでお茶を楽しむことができるのです。カップルで行って別々のお茶をオーダーしても、お願いすれば茶杯も貸してくれますから、お互いのお茶も楽しめて仕舞います。
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季節のお茶会や中国茶講座なども随時開催されており、時にはフランス料理と中国茶のコラボレーション!なんていうイベントも開かれるので、是非お店へ行った際はスタッフに確認してみてください。
L'O-Vuのコンセプトは「日常のお茶」。でもその空間はシンプルで暖かく、そしてモダン。こんなお店が近くにあったら毎日指定席を作ってもらって通ってしまうのにと思うこと間違いなし。是非、あなたもL'O-Vuで和みの時間を過ごしてみてください。
Shop Data 住所:愛知県名古屋市千種区山門町1-56-1 電話:052-757-3588 営業時間:11:00~20:00 定休日:木曜 |
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http://www.raku-kobo.com/
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