茶葉の用途は単にお茶を作る材料に留まらず、いろんな用途が考えられます。よく話題に出るのが、茶殻の利用法。脱臭剤や肥料、はては、緑茶シャンプーなど様々。茶葉枕なんていう素敵なグッズも台湾では売られていますが、今回は「入浴剤」を取り上げてみました♪
□ 茶浴
お茶の成分に注目して、入浴用の製品を作り出そうという試みは、以前から日本でも行われてきました。その証拠に、「緑茶シャンプー」とか「緑茶洗顔石鹸」などが製品化され、ネットなどで市販されています。茶葉に含まれるポリフェノールなど様々な成分が皮膚に効果があるということのようです。
そんな中、茶葉を使った入浴剤が新たに台湾で発売されました。その名も「茶浴」。発売元は以前から高山茶に定評のあった台北の茶荘「茗心坊」。
「茗心坊」のオーナー林 貴松さんは、エンジニアから転進したお茶やさんで、お店の説明書きに「茶葉[火共]焙研発中心」と書かれているように、その焙煎には並々ならぬ思い入れを持ち、自分なりの焙煎技術を取得された方です。
茶葉を見分ける眼も確かで、おいしく飲めるためにどこまで焙煎する必要があるかも細かな過去のデータをしっかり検証している彼が「入浴剤」を作ったと聞いて、今回とても驚いたのですが、彼から話を聞いてみて納得。茶荘を営んでいると崩れ茶葉というのものがたくさん出て、せっかく良い茶葉でも崩れてしまうと商品にならない、でも捨てるのが忍びない、どうにかこれを利用する手はないだろうかと前々から考えていた彼が、その崩れ茶葉をうまく焙煎してとても香りの良い「入浴剤」を完成させたのが、この「茶浴」だったのです。
彼の入浴剤は2つがワンパッケージになって、アルミの袋に入っていますが、それを取り出すと、写真のように上質な水に強い繊維の袋に茶葉がぎっしり詰っています。このまま香りをかいでも高山茶のとても甘い良い香りがします。この包みを約2袋、湯を張った風呂に放りこんでおけば、とても香りの良いお風呂が出来上がるというわけです。
□ 入浴剤の効果
茶葉を使った入浴材の効果はいろいろ。女性にはとてもありがたいお肌のトラブル(アレルギー、ストレス) を中心にアトピー性皮膚炎、乾皮症、冷え性、乳幼児性湿疹、ニキビ肌、敏感肌 などに効き目があるといわれています。
もともと、サントリーの研究などで烏龍茶に含まれるポリフェノールには保温作用や抗菌作用があるといわれていますが、これらの効果に着目して作られた入浴剤は、天然成分100%。保温効果が長く保たれ、皮膚を悪化させる要因ともなるさまざまな細菌も殺菌してくれるという優れものです。ですから、自然の力で皮膚をより清潔に保つことができるというわけ。
現在、林さんは日本でも販売すべく、提携先を探しているようですが、きっと近々日本でも入手できるようになることでしょう。それまで待てない方は、台湾で購入してくださいね。
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【Shop Data】
茗心坊
住所:台北市信義路四段1-17號
電話:02-2700-8676
ファックス:02-2703-4396
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今回、茗心坊の林さんからオールアバウトジャパンの読者の皆さんにプレゼントとしてこの入浴剤のサンプルを頂きました。興味のある方は、メールマガジンに記載される予定の応募要領を参照の上、ご応募ください。
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11月8日発行予定の【中国茶】メールマガジンに掲載する応募要領をご覧の上、ご応募下さい。
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