今年の新茶は、いつもの季節よりなんとなく早く到着し始めたような気がします。しかし、いつもいつも思うのは、新茶の緑茶って、こんなに綺麗な色をしているんだなということ。とにかくその緑色の美しさといったら、本当にいとおしいほどです。そして、湯を注いだときに立ち上がる様々な香りの表情。
日本茶の新茶と中国緑茶の新茶の違いは、その緑色の美しさに加え、湯を注いだ後に復元する芽茶のかわいらしさでしょう。一つ一つ手で摘まれ丁寧に製茶されたそれらの茶葉は、一つ一つの芽や葉に復元するのです。
まずは、香りを楽しむために高めの温度の湯を注ぎ、立ち上がるナッティーな香りを楽しみ、2煎目は、ほんのわずかながら温度を下げて、味そのものの新鮮さを楽しむ。この季節の緑茶は、5覚を使って楽しむ事ができる、本当にすばらしいものですね。
今年届いた緑茶を並べてみましょう。順番に左から峨眉竹葉青(がびちくようせい)、蒙頂甘露(もうちょうかんろ)、天府香螺(てんふこうら)、緑雪芽(りょくせつが)、黄山雀舌(こうざんりゅうぜつ)、白手猴(はくもうこう)です。どれもそれぞれの特徴があり、すばらしくおいしいものばかり。そしてどれも明前の新茶です。まずは、目で楽しんでください!
もうすぐあなたも、この新茶を楽しむ事ができるでしょう。大いに21世紀最初の緑茶楽しみましょう!
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老地方茶坊
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