パン/パン業界情報、イベント

カリフォルニア・レーズンコンテスト2009(3ページ目)

第18回カリフォルニア・レーズンベーカリー新製品開発コンテストを取材しました。コンビニの袋パンから個人店のパンまで、すべて商品化の予定で披露されたレーズンのパンや発酵菓子。受賞22作品をご紹介します。

清水 美穂子

執筆者:清水 美穂子

パンガイド

カリフォルニア・レーズン駐日代表賞

レーズンマカロンブール



ホールセール・コンビニエンス製品部門 フジパン株式会社 杉山正晃さんの作品

レーズン、クルミ、シナモン風味のリンゴとケーキ生地を入れたパン生地を、マカロン生地で包んだ菓子パンです。

レーズンドーム



インストア・リテールベーカリー製品部門 山崎製パン株式会社 増山進一さんの作品。

レーズン発酵種のブリオッシュはラムレーズン、オレンジピール、レモンペースト入り。オリーブオイル、クリームで焼きドーナツ風の仕上げ。 抹茶とピスタチオの緑があざやかな手の込んだ菓子パンです。

消費者推薦賞

レーズン・フォルヴェルト


規定作品部門 株式会社川島屋 金剛正志さんの作品。

全粒粉とライ麦粉を使用し、対粉200%のレーズン入りで日持ちがよく、ナッツ、シリアルも入ってミネラルや食物繊維が摂れる食事パンです。

2009年の傾向とまとめ

以上11作品をご紹介しました。作品のすべては商品化の予定だそうで、コンテスト専用の作品ではなく、実際に楽しめる商品というところがいいですね。

毎年審査員を務めておられる増田企画代表、増田信司さんの総評によれば、今年は自家製酵母で発酵をとる人が全体の25%と多かったそうです。インストア・リテールベーカリー製品部門では、リーンなパンが減り、リッチな配合のブリオッシュやペストリーなどが多い傾向に。ホールセール・コンビニエンス製品部門では、直焼きのパンや高級志向のパンが取り入れられてきているそうです。

今年で18回目になるこのコンテスト。アメリカ研修の魅力もさることながら、応募がきっかけとなって横のつながり、友好関係が深まっていくという話をよく聞きます。個人の小売店からコンビニエンスストアまで、カリフォルニア・レーズンを通じてつながるパン職人の輪があります。レーズンはバラエティに富んだパン作りには欠かせない素材。レーズンとパンも昔から親しい関係ですね。

さらなるコンテスト情報、お問い合わせはカリフォルニア・レーズン協会のサイトを ご覧ください。

受賞者とジェフリーN.マクニール駐日代表、増田信司さん、竹谷光司さん他審査員の皆さんの集合写真


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カリフォルニア・レーズンベーキングセミナー(2006) 

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