パン

ナショナルデパート東京(2ページ目)

ひとつ5kgの巨大なパンをスライスするとピンクや緑の鮮やかな色彩が現れます。岡山の人気店、ナショナルデパートが高円寺に店舗を構えました。看板商品「四季のカンパーニュ」の切り売りは早くも地元で人気です。

清水 美穂子

執筆者:清水 美穂子

パンガイド

高円寺でカンパーニュの文化を発信

ナショナルデパートがあるのは高円寺の裏通り、古着の店の多い界隈。そこに溶け込むように存在するナショナルデパート東京。面白いのは岡山の店の前にあるのと同じような「ぱん」と書かれた黒板が出ているだけで、どこにも「ナショナルデパート」と書いていないところです。でも、この店の個性は既に伝わり、温かく受け入れられているようです。

「岡山は県外からのお客さんが多いので、地元の人に愛されるとはこういうことなのか、と今、東京で実感しています。当初の予想に反して、ナショナルデパートをまったく知らなかった地元の人たちが来てくれて、クチコミで広めてくれて……本当によくしてもらっています。みんな優しい。アイラブ高円寺!です」

カンパーニュの文化を高円寺から発信できることはとても嬉しい、と秀島さんは言います。

売り場の右手はドイツパンや小型のパンコーナー。
四季のカンパーニュ徳用詰合わせ(1050円)いろいろ食べてみたい人に。

カンパーニュのおいしい食べ方

秀島さんが最近気にいっているカンパーニュの食べ方は、 冷凍したものを解凍せず霧吹きもしないでカリッと焼くことなのだとか。わたしはよくそうしていただきます。どのお店のパンでもたいていそうですが、ナショナルデパートのパンは買ったその日に食べる分以外は冷凍保存、そしてなるべく早く食べきることが肝心です。

ベーシックなカンパーニュはどなたにもおすすめ。トラディショネル(ホール1,260円 ハーフ630円)

「これからも皆さんにフフッと笑ってもらえるような、面白いことをやっていきたいです」という秀島さん。夏に向けてはスパイスなど刺激的なパンを考えており、直前のインスピレーションに乞うご期待、なのだそうです。

最新情報はナショナルデパートのホームページ及び”ヒデシマブログ”を要チェックです。

※こちらのお店は現在、閉店されています(2015年追記)

■ナショナルデパート東京

所在地:杉並区高円寺南4-22-11 岡本ビル1F

営業時間:12:00 ~ 19:00
月・火曜定休

高円寺駅徒歩5分 
地図:Yahoo!地図情報

【関連記事】
幸せをシェアするパン、ナショナルデパート(2007)
幸せをシェアするパン、ナショナルデパート2(2007)
めくるめく食事パンの世界(2007)

おいしいパン屋さんの最新情報はパンのメールマガジン(月2回配信)をどうぞ。

  • 前のページへ
  • 1
  • 2
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます