第7回キリクリームチーズコンクール株式会社アルカンとベルジャポン株式会社が主催する第7回キリクリームチーズコンクール最終審査が2006年8月3日に行われました。募集部門は生菓子、焼菓子、ベーカリー、アシェットの4部門。 応募総数は420作品(386名)から書類審査で選出された20作品が東京製菓学校において審査されました。 ■応募条件■ 1:キリ クリームチーズの使用量がキリを含めた総重量(生地、中種、飾り等すべての原材料の合計)の20%以上であること。 2:作品は未発表のもの(今後発売あるいは発表予定のものでもかまいません)、またはこの半年以内に新商品として発売されたものあるいは新メニューとして発表されたもの。 3:制限時間以内で製作できるものであること。 ■応募資格■ お菓子やパンに携わる全てのプロフェッショナル(洋・和菓子職人、パン職人、料理人など)。 応募点数は各部門で2作品まで。 ベーカリー部門は応募総数99作品(88名)より選ばれた5作品が最終審査に残りました。 ここでは、ベーカリー部門の作品を中心にレポートします。 最優秀賞生菓子、焼菓子、ベーカリー、アシェットの各部門で選ばれた金賞の中から、4部門通じて最も優秀とされる賞が決まります。今年はベーカリー部門から初の最優秀賞を マリアージュ ドゥ ファリーヌ 須藤秀男さんが受賞しました。 「キリ クリームチーズの使用量がすべての原材料の20%以上」というコンクールの条件は、発酵など他の部門と違った過程をとるパンには大きな課題で、今まではなかなか受賞できなかったのです。 最優秀賞受賞作品 キリワッサン アナナス
洋菓子のように仕立てたクリームチーズとパイナップルのクロワッサン。 生地、サンドされたクリーム、トッピングで3通りに味わえるクリームチーズは、パイナップルのコンフィチュールで爽やかさを出したり、少量のホワイトチョコレートで甘味をつけるなど、受賞に相応しい、キリのクリームチーズ三昧のヴィエノワズリでした。 「パンでここまでできると証明したかった」という須藤さん。昨年の受賞に続き、今年は総合でもトップというすばらしい成績ですが、それは時間を計ってトレーニングを重ねるなど、日々の努力の賜物なのでしょう。 うれしそうなとびきりの笑顔が印象的でした。おめでとうございます! 次のページでは銀賞受賞作品をご紹介します。 All Aboutのベストパンでも毎年大人気のあのパン屋さんです。 |