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サンドイッチコンテスト最終選考に残った全作品 カスクルートドール@MOBAC SHOW(2ページ目)

大阪で開催されたMOBAC SHOW(国際製パン製菓関連産業展)で、カスクルートドール(サンドイッチコンテスト)が実施されました。最終審査に残った全作品をご紹介します。美味しいアイディアがいっぱいです。

清水 美穂子

執筆者:清水 美穂子

パンガイド

カスクルートドール2005 結果発表

優勝は矢野由香さん(写真左)、2位は川野光さん(写真中)、3位は上田裕次郎さん(写真右)。 矢野さんには最優秀賞の賞品はクープ・デュ・モンド応援のためのパリ往復航空券が贈られました。


審査員のジョセフ・ドルフェール氏は「25人皆がパンの種類、中身を研究したことでしょう。感謝しています。 大切なのはまず色でしょう。美味しそうに見えることが大事です。次に味。ベース、野菜など、バランス。誰もが一生懸命やったので、皆に賞をあげたい気持です。」と述べられました。
日本フランスパン友の会会長の酒井敬補氏、パンニュース社の西川多紀子氏らからも感謝と祝福の言葉が贈られました。

カスクルートドール入賞作品

【最優秀賞】 矢野由香さん(山口県 株式会社グリンパーク)
■ブリの幽庵焼きサンド

自家製の玄米パンにブリの幽庵焼き、レンコン、長芋、水菜、カイワレを挟み、カボスを添えたもの。
和素材を使い、パンの形もスタイリッシュでありながら、決して奇抜ではなく自然にまとまっているところが素晴らしいと思いました。



【2位】 川野光さん(鹿児島県 ル・カドー)
■CASSE CROUTE a la Mamie (おばあちゃんのカスクルート)

ポトフのオックステールをほぐして、同じくポトフの野菜と粒マスタード、ニンニクバターを塗ったドュミバゲットにサンドしたもの。

上位2作品は他の作品をはるかに凌ぐ評価点。審査員によれば実際のところ1位と2位の差はつけ難かったそうです。フランスの伝統料理ポトフをサンドイッチにしてしまうとは、日本人はすごい!と驚きその味に感動しつつも、フランス人のプライドがそれを1位にできなかったというのは、わかる気がします。それにしても数あるサンドイッチのなかでこの作品だけが匂いのアピールをしていました。



【3位】 上田裕次郎さん(東京都 室町ボンクール)
■ペッパーシンケンのカスクルート

パプリカ、プチトマト、アボカド、ペッパーシンケン、オリーブ、ルッコラのサンド。
シンプルでスタンダードなものは評価得点が高い傾向にありますが、ただそれだけではなく素材を生かす調理と組合せに入賞の秘訣があるのでしょう。


次のページからは22作品を一挙公開します。パンを美味しく食べるアイディアがいっぱいです。
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