開発の動機と展望 |
中小ベーカリーの労働環境の改善
四季を通じて湿度温度を見極め、日々安定した自然酵母のパンを焼く技術者になるには、最低10年ほどの経験が必要と言いますが、開業したばかりのパン屋にこうした技術者を雇うのは難しいことです。そして他の職種に比べ労働時間の長い従業員の負担は無添加でパンを焼くとなるとさらに増大することになります。
これらは冷凍可能なこの酵母によって解決されるのではないでしょうか。しかも、もちろん、完全に無添加で。
発酵促進剤などの添加物に代わって製造工程、時間の短縮が実現され、
労働の負担を軽減され、若手従業員も取り扱いしやすいということであれば高齢者、障害者の雇用を増やすこともできます。有限会社デッセムはバリアフリー等の設備を整え、これを実行していく予定だそうです。さらには中小ベーカリーを中心に広くノウハウを公開してゆく計画も。
まさに夢添加パン。廣瀬さんの夢は実現しつつあります。
デッセムが多くの方にとって「無添加パンの接点」になり、
願わくばデッセムの製造工場が社会的弱者の方々の希望の
「場」になる事を望んでおります。
廣瀬さんはそんな風に語られていました。
パンの危険回避のキーワード
次のページでは製造工程を図式化しました。
ご興味のある方はご覧下さい。