ある日何気なく見ていたテレビで 実家が米農家をされているパン職人さんがお米を使ったパンを紹介されていました。 それがレジオンの藤巻正夫さんでした。日本人一人あたりの米の消費量は40年前の半分近くになっているといいます。 米どころの新潟ではここ数年、米粉で作るパン、米から採れる発酵菌の開発など 農業に携わる人々の米消費拡大への熱い動きがあります。 米とパンに興味を持っていたわたしは早速、藤巻さんにコンタクトを取りました。 「米は日本人の命だと思います。なのに減反減反です。 これでいいのだろうか?農業を守ることは環境を守る事、 食料自給率を上げることにつながります。 まずは出来るところから実行して行くしかありません。 その一つが米と雑穀パンです。このパンは和風のおかずにも合います。 日本人の食生活に浸透できると思います。 日本のパン文化、米パン文化を広げて行きたいという願いがあります。」わたしはレジオンというパン屋さんに、とても惹かれました。 レジオンのまさに顔といえるパン、「レジオン」にはたくさんの自然の恵みが入っています。 北海道産小麦、岩手南部全粒粉、ドイツ産ライ麦、天然酵母、天然塩、生体エネルギー水、 8種の雑穀(もちきび、もちあわ、ひえ、丸麦、はと麦、キヌア、アマランサス、黒ごま)、玄米。 ひとかかえもある大きなパンですがカット売り(グラムかスライス)してくれます。 併設のカフェでいただくことができるこのパンのサンドイッチ(350円!)は 白味噌入りの自家製マヨネーズ、チーズとたまごと野菜入り。 このようなパンには味噌の微かな風味がとても合うことが頷けます。 毎日いただきたいようなサンドイッチでした。 ベーカリーでは各種フランスパン、田舎パン、クロワッサンや、 さつまいもや味噌のパン、クリームパンなどがおいしそうに並んでいます。 ケーキのショウケースには魅力溢れる洋菓子たち。 パンに入っているクリームはお菓子も扱う店ならではの繊細で贅沢な味わいです。 12次のページへ