讃岐のうどん家 はた坊うどん活動を始めた頃からの友人で秦さん。通称ハタ坊。その名前を店名にして『はた坊』念願の自分のお店を開店。うどんマニアというか讃岐うどん好きのマニアなら『あさひ』の店長としても有名。半年の営業だったがいろいろな逸話が今でも伝説的に語られるお店である。いろいろ各地、各店、イベントなどでその後の活躍もよく耳にしていたが故郷の七尾市に念願の讃岐うどんの店を出した。2007年7月14日オープン。現在ほぼ毎日売り切れ閉店状態が続いているようだ。暖簾のデザインや看板、名刺などはうどん仲間のデザイナーnaohさん製作。はた坊のハタ坊さんにぴったりのイメージである。グランドピアノのあるうどん店Cafeに近い雰囲気の店内はた坊にはグランドピアノが置いてある。うどん店に続くL型のスペースは『モリタート』という喫茶店である。JBLのフロアータイプのスピーカーからJAZZが静かに流れる落ち着いたスペース。聞けばこのお店のうどん部としての営業とのこと。ということで時々はライプもあるという。なかなかユニークな営業形態だ。秦さんは元プロのベーシスト。そんなグルテン繋がりからのうどんカフェ誕生のようである。うどんメニュー石川県ではうどんといえば温かいかけうどんが一般的な食べ方のようである。お店のメニューは本格的な讃岐うどんメニュー。よってメニューの解説や食べ方からお客さんに知ってもらうことになる。「釜揚げって何」「釜玉ってどんなの」「ぶっかけってどんなのですか」こんな会話が良く聞こえてきた。そのつどスタッフが丁寧に解説していた。メニューにも丁寧に由来や食べ方など書いてあるのだが・・・ある程度お歳を召すと目か不自由になる。(笑)私もその口だが聞いた方が早くなる。席数20席。カウンターとテーブル席がある。混雑時には喫茶店の方でもうどんは食べられるというからご安心を。中を覗いて満員だからといって帰らないように。ちなみに駐車場は店の裏手にも7台分有って店頭を入れれば10台ほどのスペースを確保している。主なメニューはざる系、ぶっかけ系、かけ系に分かれる。それに天ぷらが組み合わされる。天ぷらは海老天と野菜天の組み合わせの天ざる、天ぷらおろしぶっかけ。店主一押しのイカ天ざる750円地物のイカを使うイカ天ざる、イカ天ぶっかけ。鶏肉の天ぷらの載るかしわ天ぶっかけなどが人気。一押しはイカ天ざる。揚げたてのイカ天の香ばしさともちもちのうどんが出会うと思わず笑みがこぼれる。少し甘めのつけ汁も風味豊かでうどんの旨みを引き出す。豪華な天おろしぶっかけ800円サイドメニューちくわ天・鳴門金時(サツマイモ)天・茄子天・半熟玉子天などがセルフ式で並ぶ。他におにぎりがある。こちらも讃岐式。会計時に申告する。小麦粉は日讃製粉の『みどりあひる』を使う。完全な手打ち行程を実践している。強い腰ともちもち感が融合する。小麦粉の風味が強い粉である。しっかりとした食感と食べたあとの満足感が実感できるうどんに仕上がっている。数に限りが有るので売り切れ閉店になる。大体平日は14時前後らしい。かけうどん+ちくわ天開店から1ヶ月程だが経験は十分に積んでいる職人さんだから味に間違いは無い。七尾に本格的讃岐うどんが根付く日もそう遠くないことだろう。ぶっかけ!、ひやひや、あつあつ!なんて言葉がドンドンと飛び出すようになるだろう。うどんを打つ秦さん讃岐のうどん家 はた坊DATA〒926-0852石川県七尾市小島町レ99(津向町交差点)0767-53-4522(代表)080-1950-2948(饂飩部直通・通販)営業時間:朝10時~麺売り切れごめんまで月曜定休主なメニューしょうゆうどん(冷・釜) 450円 かけうどん 400円きつねうどん 550円釜玉 450円 いか天釜 750円いか天ざる 750円 かしわ天釜 750円かしわ天ざる 750円 天おろしぶっかけ(冷・釜) 800円 きつねうどん 550円 各種天ぷらとおにぎりはセルフで讃岐の竹輪天・半熟玉子天 各100円 鳴門金時天(サツマイモ)80円タマネギ天 80円おにぎり塩にぎり 100円※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。