大事なのは調理の基礎
フライパンで焼くときも基本は弱火 |
・近所のスーパーで売っている入手しやすい素材を使う。
・残すところなく使い切る。
・「今日からおいしくなる洋食のシンプルルール」に沿って調理する。
の3つ。
どうしてこういうことを思いついたかと言うとですね、本屋さんいはレシピ本が溢れています。どれを買っていいか本当に迷います。どれも綺麗に美味しくできそうな気がします。しかし、レシピ本を買って実践しても、そのあと料理が上手になるといったことを私はあまり聞いたことがありません。その時はうまくできても、うちに帰ってやってみると意外とできないものなのです。多くの料理教室も同じです。私自身もそうでした。
それは何故か?
調理の『基礎』が身についていないからなのです。私なりに考える調理の基礎と言うのは、
・切り方
・焼き方
・茹で方
の3つ。これなくして正確な料理はできません。
サッカーでいうとインサイドキック、野球で言うとキャッチボールと素振りですね。
またレシピ本に沿って料理を作るということは、1回に何人か分を作ったら完結し、食材に無駄が出ます。毎日料理を作る家庭では不向きなのです。それに食材に無駄が出ると言うことは今の時代の流れに逆行することでもあります。
無駄なくすべて使い切る
レシピ本やレシピを教える料理教室に行くと、レシピどおりに頑張ればある程度作れるようになります。それはたまたま振ったバットにボールが当たっただけ。次に家でもう一回作ろうとしてもなかなかそうはいかないことが多いはずです。むしろ残った素材は無駄になるし、非常に効率が悪いことに気づくはずです。ところが。
上記の3つのポイントを理解すると、面白いように料理の腕が上達します。野球で言うと素振りとキャッチボールをきちんとこなせるようになるということです。そして、自ら考えるようになるのです。それ以降スーパーで素材を見ながら組合せや調理法を考えるようになり、自分の頭で料理を考えて調理することが実に楽しくなります。
いつかは自分で考えた料理を作りたい |
プロの料理人は調理師学校を出たとして最初の仕事場で、上記の事柄を徹底的に体で覚えていきます。ですから仕込みで残ったものは賄いなどに有効に使い、それも見事に美味しい料理に代えてしまうのです。評判のいいレストランの賄いは美味しいのはそういうところに理由があるのです。
記事中の写真など少ないのでわかりづらいかも知れませんが、難しいことは書いておりませんのでご容赦下さい。
そんなこんなで前振りが長くなりましたが、フレンチガイド記事初の超シンプル料理教室、スタートです。