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洋菓子ガイドの下井美奈子氏と |
希希。。。
まずは、恵比寿の片隅で知る人ぞ知る紹介制和食店「園山」を経営する料理研究家、
園山真希絵さんがプロデュースする「
希希。。。」ノンオイルで、白砂糖を使わない身体に優しい「幸腹(こうぷく)」なスイーツが並ぶ。黒ゴマの焼き菓子のパリッとした食感や焙煎おからのシフォンケーキのふわっとした柔らかさが面白い。中でも黒豆豆乳プリンがイチオシか。そのプリンは意外とさっぱりしていて黒豆の味わいがほわ~んと口の中に広がる優しいスイーツだ。
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食べるのがもったいなくなりそうな綺麗さ |
下りエレベータに一番近いのが
シェイピースイーツ。ここはタルトに特化したショップで、フルーツベースの様々なタルトがずらり。
タルトはビジュアルで美味しさを表現できる最たるデザートではなかろうか。タルトは日持ちする上に腹持ちもいいので、お土産や自宅用に重宝するデザートだ。
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スタッフのフレンドリーさもウリの一つか |
バニラシュガーは小さなとても可愛らしいショコラを扱うショップだ。スイーツに疲れて歩いていたときにカウンターの中にいるスタッフに声をかけられ、一つだけといただいたのがショコラドールという、それぞれに名前の付いたプティショコラだ。Luis(ルイ)というブランデー味のショコラをいただいたのだが、いや、それはそれは味わい深い一粒。
舌が自然とブランデーの味を探し出し、本能のまま表情が緩む。そうか、スイーツは人の表情を一番和らげるものなのかも知れない。(一番優雅にするのはシャンパーニュか)
キャラクターは全部で10人。紅茶味、カシス味、キルシュ味などバリエーションも豊富だ。焼菓子もキメの細かい、バターが効き過ぎない上品な味わいだ。
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甘い香りが漂うようだ |
さて、次はドーナツ。そのドーナツが驚きだった。揚げドーナツではなくて、焼ドーナツ。
ミエルという大阪発の焼きドーナツ専門店で百貨店は初出店。北海道産バターと鹿児島県産の卵を使ったヘルシー志向のドーナツだ。一番シンプルなプレーン(141円)をいただいたが、その香りに圧倒される、ふわりとしたケーキタイプのドーナツだ。これは私も初めてかもしれない。いただいたものを翌日の朝食べたのだが、温めなくてもほぼ同じ味わいがあったことも品質の高さが伺える。赤を基調としたモダンでお洒落なディスプレイは一際目立つかも知れない。
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食べやすさも申し分なし |
次はプランタン銀座から生まれた直系約4センチのプティカスタ。ドーナツスピンはご覧の通りの丸い形。まるでたこ焼きのような気がしないでもない。
中身はメープル。一口で完結する優しい味わいのスイーツだ。たい焼きの小さなミニカステラも可愛らしいなあ、とここまで来るとほとんど御上りさん状態だ。