フレンチ/フレンチ関連情報

時には静かに食べたい夜もある 女一人美食に親しむ(3ページ目)

カウンターで一人シャンパーニュの泡を眺めながら、ハモンセラーノを摘む。一日の終わりに一人だけの美食時間。カウンター席でひとり、ゆったりとした一日のエンディングを楽しみたい。

嶋 啓祐

執筆者:嶋 啓祐

フレンチガイド

Kenzo(西麻布)
外からさり気なく中が覗けるガラス張りのカウンターフレンチ。深夜4時まで営業している。炭火焼で焼き上げる肉料理に特徴がある。手前の席は外から見えるため、お一人ならカウンター奥の席がお薦め。ざっくばらんな井上桂三シェフとのカウンター談義も楽しいだろう。肉料理のアラカルト2000円台~。2度ほど食事に出掛けているが、とても安心できるお一人様フレンチな一軒である。
港区西麻布4-4-16
03-5466-4486 

コムアラメゾン(赤坂)
3席しかない小さなカウンターだが、毎夜女性が一人フランス南西部の郷土料理に浸る姿を見る。小さい店ながらほっとする空間だ。時間が経つのもゆっくり感じるのは何故だろうか。ランド風サラダと鴨のコンフィの組み合わせは最高かも知れない。スペシャリテの一つ、スープ・ド・ガルビュとパンだけでも至福のときが約束される。深夜まで営業。
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イブローニュ(池尻大橋)
ブラッスリーと言うように、ビール飲みながら気軽に食事を取る女性客が最近特に増えてきている。カウンターは質素ながらその分落ち着き、フランスの郷土料理をしっかり楽しむことができる。お薦めは最後に締めたいクスクス。羊のグリエとチョリソをスパイシーな香辛料アリサと合わせて楽しみたい。深夜かなり遅くまで営業している。シェフの有馬氏のトークも楽しい。
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コバヤシ(平井)
その昔より小林シェフの味に惹かれて訪れる一人客が多いことで、有名なレストラン。カウンターはないが、ダイニングで一人客を大切にもてなしてくれるのは嬉しい。これから秋にかけてジビエの季節にはシェフの本領が発揮されるだろう。下町フレンチの王様といったところか。がっつりとした料理だが後味は以外に繊細さが残る。
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野菜
ほっとする野菜料理は前菜の定番
オー・レギューム(赤坂)
8月後半に初めて訪問した。テーブル席より一段高い位置のカウンターが落ち着くように思える。仕入れる生産者の名を記したメニューは信頼できるもの。伝統的なフランス郷土料理が楽しめる。ニンジンのスープはほっとする味わい。グラスワインも良心的な価格である。ランチは近隣のOLで大混雑と聞く。
港区赤坂2-15-15プラザビル2階
03-3582-0831

アルバス(銀座)
銀座にあるプライベートレストラン的名店といっていいだろう。左手カウンターからは厨房が垣間見え、料理の香りがほのかに漂う。オーナーの仲田さんの落ち着いたサービス、久志本さんの愛嬌あるほのぼのとした気遣い、センスある店内だが本当の魅力はこの2人にある。料理はコースメニューだけだが、22時以降は単品でもオーダー可。ひとりシャンパーニュの泡立ちを眺めながら一皿の料理を楽しみたい。
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ラルテミス・ペティアント(原宿)
メリハリ感のあるメニュー、ウィットの効いたワインリスト、ソツのない、でもホスピタリティの感じられるサービス、それを包みこむ自然なフランスの風を漂わせる店内の灯り。
スペシャリテの「鮭の瞬間スモーク」はぜひ試してみたい。予約時にはぜひカウンターを指定したいところだ。
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※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。

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