フレンチ/フレンチ関連情報

時には静かに食べたい夜もある 女一人美食に親しむ

カウンターで一人シャンパーニュの泡を眺めながら、ハモンセラーノを摘む。一日の終わりに一人だけの美食時間。カウンター席でひとり、ゆったりとした一日のエンディングを楽しみたい。

嶋 啓祐

執筆者:嶋 啓祐

フレンチガイド

一人の優雅な時間を

99年の夏、初めて訪れたブルゴーニュ。とあるドメーヌのご主人に薦められてシャニーにある二つ星レストラン、ラムロワーズに一人食事に出掛けた。バーでのメニュー選びからダイニングでの美食の数々。視界に入るものがすべて優雅で、そして新鮮で、至福の時間がそこにはあった。それまで一人でフレンチに出掛けたことなどなかったし、これからもないだろうと思っていた。フランスはゲストに対する思いやりの気持ちがとても強く、一人客をとても大事にしてくれるところだ。

では日本ではどうか?

カウンター
カウンターでは堂々と一番いい席を
このところカウンターのあるレストランでは男女問わず一人客が増えてきた。もちろん複数人数で食卓を囲むのは楽しいに違いないが、たまには一人、会社の帰りに無性に羊のローストを食べたくなる時だってあるじゃないか。そんな時に気軽に電話ができるレストランを一軒二軒押さえておきたいものである。

ご紹介の前にカウンターでのルールを少し。

・一人だからといって携帯メールをチェックしない(一人の時間に浸るため電源を切る)。
・カウンターに立つサービスの方との距離感は適度に。
・食後まで煙草を吸わない。吸うときはひとこと確認を


一人美食に浸り一日の疲れを流すときにこそ、大人のマナーが求められるものなのである。
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