ジョギング・マラソン/その他のマラソン大会レポート

シドニーマラソン、走ってきました。(2ページ目)

エントリー数3万人を突破、日本人参加者も大増加したシドニーマラソン2009。フルマラソンと9kmブリッジランに参加取材を敢行しました。海と緑のリゾート都市シドニーでのマラソン大会、よかったですよ。

谷中 博史

執筆者:谷中 博史

ジョギング・マラソンガイド

ハーフ、フル出場者は早起き必須

ミルソンズポイント駅から続々とランナーがはき出される。レース着のまま電車で来る人も多い
ミルソンズポイント駅から続々とランナーがはき出される。レース着のまま電車で来る人も多い
さて、シドニー初日は早く就寝し大会当日は4時起きです。9kmブリッジランは8時30分のスタートなのでこんなに早起きすることはないのですが、フルマラソンは7時10分スタートなので食事を3時間前までに済ますには早起きしなければなりません。フルマラソンはまだいいほうで、ハーフマラソンは6時20分スタートですから遅くとも3時30分ぐらいには起床でしょう。

こんな時間に開いているレストランはないので、前日購入したパンにマーマレードジャムを塗ってオレンジジュースで流し込む朝食。私はパンが好きなので、こんな食事でもいっこうに苦にならないのですが、日本食党の方は前日に日本食店でおにぎりなどを作っておいてもらうといいでしょう。コンビニはありますが、おにぎりは見かけなかったです。マラソンツアーだとおにぎりを用意してくれたりしますが、私の経験では食欲をそそるようなおにぎりには出会っていません。シドニーマラソンツアーではどうだったでしょうか。

ナンバーカードで乗車無料

スタート会場最寄り駅のミルソンズポイントまでは、シティレールでシドニーハーバーブリッジを渡って行きました。この日、市内交通(モノレールを除く)はナンバーカードを見せればすべて無料。駅の混雑もありません。それよりびっくりは、すでにランシャツ・ランパンにナンバーカードを付けた臨戦態勢を整えて列車に乗り込んでくる参加者の多いこと。季節は日本でいえばゴールデンウイークの時候でいい時ではあるのですが、日本ではあまり見ない光景です。

坂道スタートにびっくり

ハーフの部のスタート風景
ハーフの部のスタート風景
会場について間もなく、大会最初の種目、ハーフマラソンのスタートがありました。スターターは高橋尚子さんで、日本人参加者も盛り上がっている様子。しかしです、このスタートラインがシドニーハーバーブリッジに上る坂の途中にあるんです。「最初から坂」とわかってはいたものの、どんなペースでスタートしたものやら考えてしまいましたが、ハーフの皆さんは元気にスタートしていきました。

赤いナンバーカードはスローゾーンからスタートのランナー
赤いナンバーカードはスローゾーンからスタートのランナー
ハーフの部は9kmブリッジランに続いて参加者が多く、ということは初心者らしきランナーも多いですが、彼らはどっちみちゆっくりなので坂の上りなど全然意に介していないふう。

それより、2番目にスタートした車いすフルマラソンの部の参加者のほうがたいへんでした。スタート前に後に下がらないようにとどめているだけでも容易ではない様子、スタートの合図が鳴ってもなかなか前に進めないなんていう選手もいました。

Qちゃんのピストルと声援でスタート

スターター台からランナーに声援を送る高橋尚子さん
スターター台からランナーに声援を送る高橋尚子さん
いよいよQちゃんのスタートピストルと声援に送られてフルマラソンの部のスタートです。

ゾーンは完走予定時間帯別にナンバーカードの色で分けられており、参加者数が少ない(2009年は2,463人)こともあってこれもスムーズ。ただし、最も参加者数が多い(13,081人)9kmブリッジランは、すべてがスタートラインを通過するのに10分以上かかっていたようです。
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