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超スロージョギングへの質問にお答えします(3ページ目)

反響を呼んだ超スロージョギング(超らくジョギング)。寄せられた質問にお答えします。とにかくやること。ダイエット、血圧・血糖値・コレステロール値・中性脂肪値低下、骨密度を上げて認知症予防にも。

谷中 博史

執筆者:谷中 博史

ジョギング・マラソンガイド

平均レベルに達するまでは、焦らずに

たくさんの仲間とわいわい走っていれば、疲れも忘れて距離も伸びる。ベルリンマラソン前日に実施されるモーニングラン
たくさんの仲間とわいわい走っていれば、疲れも忘れて距離も伸びる。ベルリンマラソン前日に実施されるモーニングラン
番組では、超スロージョギングで10km走れるようになって、もっと速く走るにはどうするかという質問が紹介されていました。この女性の例のように、超スロージョギング(おしゃべりしながら走れる速さのジョギング)をしていても、次第に速く走れるようになります。

急に速くなろうとすると、必ず故障がついてまわります。平均レベルに達するまでは、超スロージョギングによってスピードがアップしていく進歩度が、ちょうどいいと思います。

後半にペースアップ走を取り入れる

それでもスピードアップをはかりたいなら、故障の予防、シューズの選択、補強運動などさまざまな取り組みも本格化しなければなりません。「どうしても」ということなら、全力走までいかなくていいですから、いつものジョギングの中で予定コースの半分を過ぎてからペースアップを取り入れてください。

時速6kmぐらいで走れる距離を伸ばす

スピードはタイムの10~15%減ぐらいが適当でしょう。もっと速くなりたいという欲が出てくるくらいだと時速7~8kmぐらいになっているでしょうから、これを時速6kmぐらいまでスピードアップして走ります。感覚的には、話し続けられないがどうにか短い言葉が交わせる程度。この速度で走る距離を次第に伸ばしてください。もしこの速度でも最初から最後まで話ができる程度なら、通常のおしゃべりできるジョギングの速度やスピードアップ時の速度も少し上げていきます。

速く走るときには細心の注意を

速く走るときの注意は、以前よりも走る前に十分にストレッチングを行い、水分を補給すること。速度が速くなると着地時のショックも大きくなり、筋肉の動きも大きなストレスを伴うことになります。もはや超スロージョギングではないのですから、そのつもりで。

毎日継続しなくても、すべてを走らなくても、自分の生活環境やスケジュールに合わせてできることから始める、そして続けることが超スロージョギングの奥義です。まるで超スロージョギングのように。

「超スロージョギング入門」講習会

「ゆっくり走れば健康になる」(中経出版)の著者・梅方久仁子さんを講師に迎えた超スロージョギング入門の講習会が2010年11月21日(日)に東京の不忍池周辺で行われます。ご興味のあるかたは、http://kokucheese.com/event/index/5664/で詳細をご覧ください。申し込みもこのサイトから。


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