ジョギング・マラソン/ランニングシューズ、ウェア、グッズ紹介・選び方

マイシューズの選び方 アディダス・ナイキ(2ページ目)

カスタムオーダーによる自分だけのシューズ作り、第2回目は実際に注文するときの注意点と、アディダス、ナイキのカスタムシューズ作りの紹介です。前回のアシックス、ミズノ編と合わせてご覧ください。

谷中 博史

執筆者:谷中 博史

ジョギング・マラソンガイド

アディダスのカスタムシステム「mi adidas」

まず測定器に乗って足のデータ収集
まず測定器に乗って足のデータ収集
アディダスパフォーマンスセンター渋谷のmiadidasコーナー。左のロッカーを引き出すと足を合わせるモデルシューズがびっしりと入っている。カラーリングのサンプルシューズもみながら大型モニターで色を合わせていく
アディダスパフォーマンスセンター渋谷のmiadidasコーナー。左のロッカーを引き出すと足を合わせるモデルシューズがびっしりと入っている。カラーリングのサンプルシューズもみながら大型モニターで色を合わせていく
「mi adidas(マイアディダス)」という名称でアディダスが提供するカスタムオーダーサービスの特徴は、まさに「カスタム」だといえるでしょう。

足型(ラスト)こそ作りませんが、シューズに求めるパフォーマンスをシューズのパーツごとに選択し、要望通りの機能を搭載したシューズに組み上げるシステム、といえそうです。

アッパー素材やミッドソールも選べる

アドバイザーが付きっきりであなたのシューズ作りをお手伝い
アドバイザーがつきっきりで、あなたのシューズ作りをお手伝い
まず、測定器による測定結果と専門アドバイザーによる判断で候補となる足型を選択します。この測定器がオートマティックでよくできています。

次に走りのレベルや目的によってアッパー素材やソックライナー、ミッドソールを選択。ベースモデルはありますが、この時点でカタログにはない機能を持った自分だけのモデルが誕生するわけです。

そして、カラーカスタム。パーツごとの選択色も豊富なので、ここは悩んで混乱してそれを楽しむという、なんとも悩ましい時間です。

見えないところもカスタム化

アディダスの特徴としては、インナーソールのカラーも選べるということがあります。画像の筆者のシューズ、コンセプトは外観暗めでありながらビビッドさを出し、見えないところは対照的に思い切り派手に、あたかも江戸っ子が着物の裏地に凝ったように、というつもりで選色しました。しかし、ちょっと色を使いすぎたかなと反省しております。

コニシキさんの35.5cmにも対応

「KONISHIKI」のIDが入った
「KONISHIKI」のIDが入った
アディダスパフォーマンスセンター渋谷には「mi adidas」システムが常設されており、ただいまダイエットで話題のコニシキさんや武蔵丸さん、2009ミス・ユニバース・ジャパンの宮坂絵美里さんなども作成されています。

コニシキさんはウォーキング用に作成したとのこと。シューズを見せていただきましたがでかい! 並べさせていただいた筆者のシューズはアディゼロで右26.5cm、左27cm、コニシキさんのはランニングからウォーキングに向いたトレーニングモデルのadiSN Sequence(アディエス・エヌ シークエンス)で右35.5cm、左34.5cmとか。

サイズが合うと軽快に足が運ぶ

左から武蔵丸さん、コニシキさん、筆者のmiadidas
左から武蔵丸さん、コニシキさん、筆者のmiadidas
私も左右違いますが、コニシキさんは1cmも違うんですね。左右の足のサイズが違う人はかなりいるようです。自分では同じと思っている人も、一度計測してみるといいでしょう。ちゃんと左右それぞれが自分の足に合っているシューズを履くと、やむを得ず違うサイズで走るときの感覚との違いに驚きます。

筆者は本格的にはハーフマラソンで履きましたが、やはり足に合っているというのは軽快感が違いますね。路面をよくグリップするので、ついついスピードが上がってしまい、前半はスピードを抑えるのに気をつかったほど。ラストの追い込み時のようにスピードを出そうとする意志を持ったときに、しっかり路面に反応して返ってきます。いいタイムで走ることができました。

故障予防のためにも、快適さを得るためにも、皆さんも左右ジャストフィットのシューズで走ってみてください。ちなみに武蔵丸さんは左右とも33.5cm。均整が取れてます。

宮坂絵美里さんは見事なプロポーションを維持するために熱心なランナーなみ、あるいはそれ以上に走っているそうです。やはり筆者の標語「走る君は美しい」はウソではなかった。コニシキさんのダイエット、宮坂絵美里さんの活躍を支えているのもオーダーシューズであるわけです。

多彩なサービスをから考えると割安か

ソールやアッパー素材も選べる。色感もモニターとリアルでは異なるので、モニター上の感じはあくまでも全体的な感じをつかむために利用し、色味はカラーサンプルで確認を
ソールやアッパー素材も選べる。色感もモニターとリアルでは異なるので、モニター上の感じはあくまでも全体的な感じをつかむために利用し、色味はカラーサンプルで確認を
作成費用はシューズモデルによって異なりますが、アディゼロの場合は19500円。シューズ袋付き。金額はノーマル商品のざっと50%高ですが、好きなカラーリングができて、ネームを入れられて、シューズ袋のおまけがついて、左右別サイズで選べることを考え合わせれば割安なのかもしれません。常時購入というのは辛いですが、「これ!」というレース用など何かの記念に作るなら、年に1回ぐらいの贅沢もいいかなと思います。

納期は、年末年始を挟んで4週間との話でしたが20日ほどで届きました。金額は送料込みです。

「mi adidas」システムが常設されているアディダスパフォーマンスセンター渋谷はこちら。他に常設直営店があるほか、不定期に一般スポーツショップで特注のオーダー会が実施されています。

案内がアディダス公式ホームページに見あたらないので、キーワード検索で探すしかないのが辛いところ。せっかくのサービスシステムなので、アディダスには早くサービスを紹介するページを設けてほしいところです。
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