機能性タイツのはき方
機能性タイツは正しくはかなければ、十分に機能を発揮できません。かえってパフォーマンスを損なうこともあります。正しいはき方は、それぞれの製品に説明書がついていますが、ポイントは関節部位を合わせることと、筋肉が納まる伸縮素材部分にすっぽりと筋肉を納めるということになるでしょうか。CW-Xでは、わざわざはき方をガイドするページを設けています。参考にして下さい。
引き上げてはき脚の開脚が自由なときに、膝関節がスパッと納まっているのがいいのですが、脚の長さや太さによってずれが生じることもあると思います。体型ごとに多くのサイズを揃えてもらいたいところですが、今のところどのメーカーもS,M,L,LL程度の分類しかしていないよう。
爪をかけない。薄い素材は引っ張らない
高弾性部分は厚みもあり丈夫ですが、筋肉を包み込む薄い部分は爪などかけるとずぶりと穴が開いて指が貫通です。生地は指の腹と腹でつまみます。なるべく高弾性生地をつかむようにしましょう。摩擦や引っかけにも弱いです。女性用のストッキングと同じこと。トレランでしたら岩にこするとか、街でしたらモルタル塗りの外壁にこするとかしたら一発で通気孔ができます。転倒したらもちろん穴。
機能性タイツにばかり頼るのも考え物
脚の弱点をカバーしてくれたりパフォーマンスをあげてくれる機能性タイツですが、あまりその機能に頼っているとトレーニング効果が上がりません。これはタイツに限らずシューズでもそうで、安定性のいいシューズでばかり走っていると、安定したフォームで走る脚はなかなかできません。機能に頼るのは、レース、初めて挑戦する距離走、故障明けの再発予防という時に目的を持って使うことです。東京マラソンまであと10日ほど。練習不足の初心者ランナーが完走を目ざす上で、頼れるのは道具と食事。機能性タイツはそんなランナーの必需品です。
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