完走が心配なら…機能性ランニングタイツ」はランニング向け機能性タイツがうたっている「機能」には次のようなものがあると分類して説明しました。

・保温
・関節部位(足首・膝関節・股関節)、筋肉部位(アキレス腱・ふくらはぎ・大腿部)など故障部位のサポート
・姿勢の保持
・ブレの軽減
・血液循環促進
・反発力の増加

今回は、それぞれ商品の機能性を紹介していきましょう。

初心者ランナーにうってつけのアシックスモデル

アシックス「TI Men's(W's)ロングタイツCF」(11,550円)。女性用(右)は大腿部のベルト幅が広く、より大腿部の筋肉の震えを抑止する機能を高めているようだ。女性は脂肪層が厚く男性より大腿部が震えやすいので合理的な設計といえる。もちろん全体的なスタイルは、男性体型と女性体型を考慮している
アシックス「TI Men's(W's)ロングタイツCF」(11,550円)。女性用(右)は大腿部のベルト幅が広く、より大腿部の筋肉の震えを抑止する機能を高めているようだ。女性は脂肪層が厚く男性より大腿部が震えやすいので合理的な設計といえる。もちろん全体的なスタイルは、男性体型と女性体型を考慮している
この中で、初心者マラソンランナーにとってレース時に大いに手助け(脚助け?)になる機能は、姿勢の保持(故障部位のサポートと機能が重なる部分が多い)とブレの軽減といえるでしょう。

アシックスが発売を開始した「TI Men's(W's)ロングタイツCF」は、一番に推したい初心者向けタイツ。図の赤色の部分が高弾性生地を使用した部分で、腰から太もも前面にかけた部分と側面の太もも部分が着地、離地時の太ももの振動を抑制、側面部分すべては脚のヨコブレ(特に膝のヨコブレ)の抑止、膝下の部分は膝への着地衝撃の緩和をはかっています。また、骨盤回りに骨盤を直立安定させる幅広の高弾性生地をベルト状に配するコアバランス機能を高めています。

つらさの到来を遅らせ故障も予防

「TI Men's(W's)ロングタイツCF」の機能説明
「TI Men's(W's)ロングタイツCF」の機能説明
これでどんな効果が現れるかというと、着地時のショックで太ももが大きく震え、筋肉疲労を早めますが、震えを減少させるので太ももの疲労が遅くなる。側方の安定性がサポートされると疲れてもぐらつかなくなり、「立っているのも辛い」という状況になるのが遅くなる。関節の動きが安定すると故障が減る(特に初心者の膝関節の故障は多い)といったいいことがあります。

素足で走ると機能と能力がよくわかる

メーカーでは、同社製シューズ「ゲルカヤノ15」と高機能ソックス「プロパッド」とこの「TI Men's(W's)ロングタイツCF」を併せて着用した場合、他の一般的なシューズ×ソックス×タイツ使用時に比べて、着地時衝撃が約40%減少すると発表しています。

実際に試着会で衝撃度をランニング時のリアルタイムで数値に出して見せていましたが、ウソ偽りなしといっていいでしょう。ガイドのインプレッションでは、「ゲルカヤノ15」のようなクッションのよいシューズを履いていると確かに膝の安定や衝撃の少なさを感じるものの、それにどの程度タイツが関わっているのか漠然としたフィーリングなのですが、シューズを脱ぎ、素足で走ってみると「TI Men's(W's)ロングタイツCF」と一般的なタイツの差は歴然としていました。

「×(カケル)」発想で相乗効果

今回のアシックスからの提案は、タイツと靴下とシューズというような、複数のカテゴリーの商品の組み合わせを統合的に設計することで相乗的効果を発揮させようという「×(カケル)」の発想にも基づいています。

「TI Men's(W's)ロングタイツCF」は男性用、女性用いずれも11,550円(税込)。機能性タイツとしては廉価といえます。25,000着限定とのことなので購入に猶予無し。