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ウルトラマラソンの魅力 奥熊野の手作り感

ウルトラマラソン第2弾! ウルトラマラソン初挑戦ランナーの奥熊野100mチャレンジ。どんな気持ちでウルトラマラソンへの参加を決めたのか、走ってみたらどうだったのか、生々しい感想をお届けします。

谷中 博史

執筆者:谷中 博史

ジョギング・マラソンガイド

80%がウルトラマラソン出場に関心持つ

奥熊野完走記録証
奥熊野の完走記録証など。100キロといわれると途方もない距離に感じるが……
あなたの一票」で、つい最近ウルトラマラソンへの参加意志をテーマに投票を募りました。

「ウルトラマラソンの参加者も増えているようです。あなたはやっていますか?やりたいですか?」というものですが、その結果は

してます・大会出場経験あり     9%
未経験だが1年以内にするつもり   13%
未経験だがいずれしてみたい     60%
とんでもありません。しません    19%

となりました。73%が未経験だけどしたいと考えています。ウルトラマラソンに対する興味の高まりがあるように思います。

一方、「とんでもありません。しません」と拒絶反応が20%近く存在。トレランで同様の投票を募った結果では、トレランの場合拒絶される人は10%に過ぎなかったので、ウルトラマラソンのほうが「とんでもないレース」と思われていることは間違いないようです。しかし、日本山岳耐久レースなどは距離は72kmほどですが、100kmのウルトラマラソン相当以上の困難さがあるように思います(コースにもよりますが)。

ウルトラマラソンの実体験をレポートし、ウルトラマラソンに対して抱かれている誤解のイメージを払いのけられればいいと願いつつ、「ウルトラマラソンとは?」に続いてウルトラマラソンの魅力に迫っていきたいと思います。

フルを完走できるなら、ウルトラマラソンもいける

ウルトラのスタート時間は早い。早朝5時のスタート
ウルトラのスタート時間は早い。早朝5時のスタート
二人目に登場するのは比留間明吉さん。走歴は25年になりますが、走りにばかり熱中した25年というわけではありません。テニスやスキーもするスポーツ好き。フルマラソン出場は32回に達しているとはいうものの、自己最高記録は昨年2007年東京荒川で出した3時間14分06秒(グロス)ですから、「ランニングもするランナー」といったところでしょうか。

彼がウルトラマラソンに申し込んだ動機は、前回登場の谷戸光夫さんの言葉、「大丈夫。フルマラソンを完走できるなら、ウルトラマラソンも完走できますよ」でした。フルマラソン歴が30回を超える比留間さんとしては、それなら完走できそうだと大いに力になった一言でした。
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