ランニングで身長が伸びるワケ
速いランナーは姿勢もいいのがわかる |
ランニングは体脂肪を燃焼させるエアロビックエクササイズの中でも、その効果は抜群です。体重が減れば、重いお腹を支えるために屈曲度が強くなった背骨を伸ばす効果があります。重いお腹を抱えてバランスを維持するためには、お腹を突き出し反っくり返るために、腰部の屈曲が強くなりこれが腰痛の大きな原因になっています。したがってランニングは腰痛の予防にもなります(運動によって体が温まり関節障害の発生を予防するという効果もあります)。
■理由2
ランニングは、体幹の筋肉(インナーマッスル)まで鍛えます。背骨の周囲をコルセットのように直立性をサポートするのです。ただし、背骨を曲げた状態で鍛えてしまっては逆効果です。背骨を伸ばした姿勢を保って走ることです。骨盤の角度も立ちます。いわゆる腰高のフォームになります。それは、素敵なランニングフォームでもあります。速いランナーと遅いランナーの体型を見比べると、単に痩せているとか締まっているというだけではなく、立ち姿の良さを感じると思います。これはランナーに限らずいえますね。
■理由3
ランニングは骨にショックを与えます。これが骨を鍛えます。適度に骨にショックを与えることは骨密度の増加に働きますから、骨粗鬆症の予防になりますが、さらに関節部分を動かして滑液の分泌にも働きます。老いて来ると体の水分が減少し細胞が萎縮します。骨だって細胞からできていますから萎縮します。骨が萎縮すれば当然身長に影響します。
骨の中にも血液や体液が巡っています。体を動かさないでいるよりも動かしているほうが巡りがよくなります。動かすだけならウォーキングでもいいのですが、ショックが弱すぎると思います。ジョギング低度のショックが脚の筋力を鍛える上で適度のようです。
形の良いランニングフォームとは?
前ページの直立姿勢からやや前傾して体重を前方に移動させるのが、形の良いランニングフォーム。故障も減る |
ランニングの利点を上げていたらきりがないので、とりあえずランニングの持つ身長増長作用を上げました。ではその良い姿勢作りのポイントを紹介しましょう。