メダル獲りのシューズ技術を初心者モデルに活かす
DSトレーナーのカラーバリエーション。明るい色+黒で締めるというカラーコンセプトらしい |
1961年に阿べべ選手が毎日マラソンで来日したときにアシックスで優勝。アシックスのシューズを履いてメダルを取った日本選手は数知れず(陸上だけではありません)。アシックスにはスポーツシューズ作りの名人がいて、数々のメダル獲得に貢献していることは折りに付け報じられていますが、そうした機会に培われた先端技術が市販モデルに反映されるわけです。日本代表選手のようには走れなくても、その姉妹モデルを履けるというそのあたりが楽しいわけです。
今回は、10kmぐらいならけっこう颯爽と走れるようになった初心者が初めての10kmレースチャレンジ時におすすめのモデルということなので、多少の安全性を犠牲にしても1グラムでも軽量化を図ろうという、エリート向けモデルに適用される技術はやや控えめです。それでも、あれやこれやと工夫されていることはもちろんです。
飛んでるDSトレーナー
ゲルフェザー |
DSトレーナー |
ゲルエクセル |
見た目の印象は、フェザーは実にシンプルな色使いで、軽快感があります。体も軽くなる? フェザーがホワイト基調の比較的オーソドックスなカラーであるのに比べて、DSトレーナーは、飛んでますね。フロントのアッパーなど完全左右非対称。黒と黄色なんて蹴られると痛そうな配色。やや突っ張り系でしょうか。シューズで自己主張したいというランナーに支持されそう。 エクセルは、エルドラドの黄金伝説! このシューズを履いたらウエアもゴージャスでなければバランスがとれません。シューズは高くないんですけどね。レースデビューにはうってつけの履きたいカラーです。
左は左、右は右と割り切った?
DSトレーナーのトップ部のアッパー。見事に左右非対称 |
バイオモルフィックでフィット感を一気にアップ
通常のバイオモルフィック |
シューズの内側から指で押してみた。こんな具合に伸びる |
DSトレーナーの後ろ姿 |
ヒールカップも良好で、このあたりはさすがに日本人の足を知り尽くしているということでしょうか。
次ページではソールを検討してみます。