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iPodを代表とするリスニングラン機徹底紹介(3ページ目)

単調なLSD(ゆっくり長距離走)は軽快な音楽を聴きながらリズミカルに。今回は、軽量メモリープレーヤー、ラジオ、携帯電話と、防水、防滴ヘッドホンのご紹介です。

谷中 博史

執筆者:谷中 博史

ジョギング・マラソンガイド

耳掛け型ヘッドホンが、外れずフィット感よし

ソニーMDR-J12G
ソニー
MDR-J12G
2,468円
防滴仕様。クリップ付属、カールコード。
パナソニックRP-HZ22
パナソニック
RP-HZ22
オープン価格(実勢2,000円程度)
防滴仕様。クリップ、替えイヤーパッド、延長コード付属
※生産終了品、まだ店舗により在庫がある。
ナイキNike Skylon Flight HJ080 Sport Headphones
ナイキ
Nike Skylon Flight HJ080 Sport Headphones
8,800円
総メタル製で音にこだわる。アップルストア限定販売。ナイキブランドで、アップルストア限定販売のヘッドホンには他に、
ナイキ
Nike Vapor Sport Bud Headphones
4,480円
防汗イヤーパッド。3ウェイ調整。

Nike Duro Behind-the-head Headphones
4,980円
防汗型イヤーパッド。ネックバンド式。
以上がある。
右写真のヘッドホンは、メガネをかけたままでも跳んでも跳ねても外れずずれない耳掛けタイプのオープンエア型の防滴仕様です。アップルとナイキのコラボレーションから生まれた、アップルストア限定販売のヘッドホンもユニークな構造をした耳掛け式でよくフィットし、評判もいいようです。

音質は一般に密閉型に軍配が上がりますが、アウトドアで使用する際には周囲の音が聞こえないと危険なので、オープンエア型を選びましょう。といっても、アスリート向きのヘッドホンに密閉型はないと思いますが……。

ただし、オープンエア型は音漏れがします。アウトドアで使用する分には音漏れなど全然気になりませんが、電車の中では使わないことにしましょう。周囲には大きな迷惑です。iPod nanoにしても他の製品にしても、付属のヘッドホンを通常使用用とし、運動用にはご紹介するアスレチック専用ヘッドホンを用意するとよいと思います。

プレーヤーの汗対策はクリアパックで

昨年2006年、ソニーから防滴仕様で、かつカロリー消費量、距離、歩数などのカウンター、さらに目標に合わせて音楽を再生できるスポーツモードを備えたメモリータイプのウォークマンが発売されました。が、すでに生産中止とのことで、他に防滴、防水仕様の製品は聞きません。しかし、汗や水は泳ぐのでもなければ簡単に解決できます。私の場合は、チャック付きのクリアパックを使用しています。100円ショップで18枚入り105円で購入しました。

この袋にプレーヤだけでなくティッシュペーパーやお札も入れ、ウエストバッグにセットして走ります。袋に入れたまま操作できますし、濡れについてもまったく心配ありません。私が使う袋内寸法98×138mmサイズですと、NIKE+iPodレシーバーを取り付けたiPod nanoでも、携帯ラジオでも、使い切りカメラでも納めることができます。iPodにはシリコン製のケースが別売りでありますが、防水、防滴には役立ちません。

携帯電話では、間もなくauからW53SAという生活防水レベル(水深1mに30分の放置しても浸水しない)を備えた製品が発売されるようです。便利ですが、クリアパックを使えば、特に防水仕様でなくても問題ありません。

アームバンドかウエストバッグか 腕か腹か

マシンをどのように携帯するか? 私は小さいウエストバッグに入れていますが、アームバンドも純正のみならずサプライ品メーカー製も含めていろいろ発売されています。

メモリータイプは軽いので腕につけてもそんなに気にならないかも知れませんが、左右バランスの良いフォームで走るためには、たとえ軽くても片側の腕だけになにかを付けて走るのは好ましくないように思います。

ウエストバッグに入れる場合は、コードが長く伸びてわずらわしいという方もおられるかもしれませんが、コードをシャツの中に通すとか、シャツにピンでコード通しを作ってコードのばたつきを抑えるようにすれば解決します。なお、ラジオを聞く場合はヘッドホンのコードがアンテナも兼ねており、コードを伸ばして使わないと正常に電波を受信できないので、必然的に私のような使用法になるでしょう。

ヘッドホンの汗対策

リスランで問題になるのが、汗によるイヤホン部分でのショートです。微弱電流なので、ショートしたところで感電死するというようなことは起こっていませんが、私は過去に携帯ラジオのイヤホンを2つダメにしています。

耳の中は意外に汗をかくもので、特にインナー型のイヤホンですと皮膚に密着し汗の影響を直接受けます。私がダメにしたのは、ラジオに付属していたイヤホンで、何度か使っているうちに音がビリ付くようになりました。イヤホンだけなら安いのですが、リモコン付きのイヤホンでしたのでちょっと価格が張りました。

オーディオプレーヤーにせよ、携帯電話にせよ一般のヘッドホンを使っていたら、ひと夏でダメになると思っていいでしょう。そこで、ぜひ「防水仕様」「防滴仕様」のヘッドホンを購入してください。

防滴、防水型のステレオヘッドホンには、写真に挙げたような製品があります。ただし、ヘッドホン製品は生産寿命が短いようで、すぐに生産終了になる一方で新型が出ますので購入前にネットなどでお確かめください。



<関連リンク>
アップル製品
ナイキプラス
ソニー製品
パイオニア アウトドア用ヘッドホン
HDDミュージックケータイ レビュー
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