運動会は一家の大プロジェクト
運動会を、ただ楽しく時間を過ごすだけの場に終わらせるのはもったいない。運動好き家庭作りのきっかけにもしよう |
■足にあったサイズのシューズで
ただ、新しいズックはいいんですが、子どもは伸び盛り、新しい靴も服もちょっと大きめを購入すると思います。その大きめの靴は、短距離走に向かないんですね。長距離走はやや大きめでもいいですが、短距離走にはなるべく足にぴったり(爪先部分の隙間が5mmくらい)の靴にしましょう。
■底が減っていなく、軽いシューズ
舗装された校庭も増えているようですが、一般には砂混じりの土だと思います。これは滑りやすくて、ソールがすり減っているとしっかり地面をグリップできません。ソールパターンが十分に残っている靴にしてください。
足もとは軽い方が断然有利なので、ソックスは短め、シューズもできればランニングシューズが一番です。サッカーシューズやビニールのような重い靴はスピードをロスします。
■唐揚げ、揚げ物は×
運動会のお弁当は私も楽しみでした。お母さん方も腕によりをかけて、とにかく見た目だけでも豪華にと、この日は子どもの好物中心のお弁当になるのではないでしょうか。そこにはたぶん、唐揚げやエビフライにハンバーグ、卵焼きにミニトマト、なんていうレシピが目に浮かんできます。
でもこんなメニューは国際大会出場者だったら即ゴミ箱に捨ててしまうでしょう。お腹にもたれそうな物がたくさん入ってますね。子どもでも同じです。その日の朝食と、もし午後に走るレースがあるのなら昼食も、すぐにパワーを出せる炭水化物を中心にしてあげてください。豪華な肉料理は、夜、子どもの自慢話を聞きながら食べましょう。
運動会といえども一家の大プロジェクト
有名校に合格させるには、子どもに「勉強をしろ、勉強をしろ」といっているだけでは何の効果もなく、一家を上げての支援体制が必要なように、たとえ運動会といえども子どもの能力を全開させるには、一家を上げての支援体制が必要です。それはOB会や支援体制が整っている学校のスポーツクラブが強いのと同じです。陸上競技に親しみのないご両親は、どう教えていいのかわからない、という方もいるかもしれません。教え方は、この記事や子どものための陸上競技の解説書があるのでそれを参考にしてください。それより、親が教えることよりも親が子どもと競うことに一生懸命取り組んでください。
短い時間ですから、練習には親も付き合う、ウエアにしても料理にしても何がいいのか、親も工夫し努力する、練習で走っている時にも本番さながらに「ガンバレ!がんばれ!もっと速く腕を振って!最後まで力を抜くな!」と大声で叱咤激励してあげてください。親が一生懸命なら、必ず子どもも一生懸命になります。そして子どもと一緒に走っているうちに、あなたもきっとランニングの面白さにふれることでしょう。
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