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初心者向け、テニスシューズの選び方(3ページ目)

「テニス初心者のための道具の選び方」の第2回目。今回はテニスシューズを選ぶコツ。ポイントを絞って解説します。初心者じゃない人にも役立つ情報あります!

執筆者:吉川 敦文

シューズには、こんな機能がある!

テニスシューズねじれ防止
底の中央部には、適度で最適な方向へねじる工夫が詰まっている。メーカーや値段によってそのつくりは様々
■ねじれの防止
ねじれを防止するため、靴のソールの中央には硬い素材を用いています。値段の高いものほど、そのレベルが高いのが一般的。特に激しく動く人には、最優先の機能の一つ。

■軽さ
「自分はパワーがないから軽いシューズを」という人に。ただ軽いシューズを選んでいると思わぬ落とし穴があります。軽くするために足を守る機能やプレイを助ける機能が省かれているタイプも少なくありません。軽さのみに気をとられて健康を阻害する。そんなシューズ選びにならないようにするべきです。ただ、足にフィットしたシューズは、比較的軽く感じると思います。

■ローカットか、ミッドカットか
ローカットか、ミッドカットかで、捻挫の防止につながるとはあまりないと思います。私の経験(プレー経験&メーカーやショップからのヒアリング込み)からの推測です。ミッドカットの一番のメリットは靴が脱げない(ずれない)こと、それによる安定感から捻挫防止につながることはあります。ただ、ローカットで安定するものを選べれば、それはそれで構わないというのが個人的なレベルの感想です。

■クッション
膝の痛みがある人はここもポイント。吸収にすぐれているものを選びましょう。

テニスシューズかえり
現在、各メーカーのトップモデルのかえしは、最適なものがほとんど。写真のように指先から3分の1あたりで折れるシューズを選ぶ
■シューズのかえり
シューズがどこで曲がるかどれだけ曲がるかを確かめます。シューズのかかとの下とつま先を両手で持って、内側に軽く押してみます。どの位置で曲がっているかを確かめてみて下さい。かえりの位置はシューズの指先から3分の1あたりがベスト。真ん中あたりの位置で曲がったりしているのは失格。避けてください。怪我の元です。

テニスシューズサーフェス
同じの型のシューズでも、目的のサーフェスによってソールパターンは大きく変わる。同じに見える部分も溝の深さや大きさが違う
■コートサーフェス
テニスシューズには、オールコート用、ハードコート用(コンクリートコートですが、実際はいろいろ工夫が詰まった塗装がしてあります)、砂入り人工芝用、クレーコート用、カーペット用があります。初心者の方は、まずはオールコート用がオススメ。単純に何にでも対応しているからです。当然ですが、専用シューズにはそれだけの理由があります。

シューズ選びのまとめ

テニスシューズ
さあ、シューズ選びのポイントが見えてきましたか?
自分にあったシューズの選び方のポイント、頭に入りましたか? 右側の写真は、一番初めの写真と同じものです。このシューズを商品棚から手に取るとき、様々なチェックポイントが見えてくると思います。そして実際に触って、履いて、そして店員さんと話して確かめてください。自分自身に合うシューズが見つかれば、きっと上達もはやくなるはずです。



<関連リンク>
テニスシューズの選び方(テニス初心者のための道具の選び方第1回)
失敗しない!シューズ、ウエアの選び方

<取材協力>
プレイヤーズハウス村上功さん
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