テニスのマナーを覚えて楽しもう!

テニスを楽しく行うためにマナーを覚えよう。

テニスを楽しく行うためにマナーを覚えよう。

テニスを行う上で、最低限知っておいてほしいマナーについて紹介します。マナーについては紙・Webでもいろいろと紹介されていますが、「合理的で、お互いに楽しくテニスができればいい」というのが私の考え方。マナーはお互いにテニスを楽しく行うために存在しています。その本質を理解して、臨機応変に対応してください。

【目次】  

マナー1:コート上でのテニスボールの渡し方

ダブルスでは、サーバーから遠い人が先にボールを送ることがマナー

ダブルスでは、サーバーから遠い人が先にボールを送ることがマナー

相手にボールを渡すときは、相手が捕りやすいところに、ワンバウンドさせて送るようにします。ノーバウンドで勢いのあるボールを打ったりするのはNG。相手が捕りづらいためです。相手が初心者の場合、ボールをラケットで受け取れない場合もあります。そういう時は、適宜バウンド数を変えて手で捕りやすいように調整します。

ダブルスでは、自分とパートナーの2人がボールを拾い、同時に相手サーバーに投げ返してしまうとサーバーは捕れずに困ってしまいます。一般的には、サーバーから遠い人が先にボールを送ることがマナーとされています。また、相手が迷わなくていいよう、「ボールいきます」といって渡すようにします。

ただ、必ず遠い人からという必要はないと思います。効率的であればどちらでもいいのかなと。私は「これが決まりだ」と強く思われている人がプレーしている中にいれば、それに従うようにしています。
 

マナー2:ラケットトスのやり方

セルフジャッジの場合、通常はラケットトスで順番を決めます。ほとんどの人がラケットヘッドを地面につけて回し、倒れたラケットのグリップエンドマークが上を向いているか、下を向いているかで順番で決めるようにしています。

クレーコートであれば砂で汚れる、雨上がりのオムニコートではグリップが濡れる、ハードコートではグリップテープに傷が付くことがあるので、私は上記のようにあまり行っていません。空中でラケットを回したあと、グリップエンドを隠し相手に向け、順番を決めています。ただし、年配の方の場合などは、通常通りに行っています。
 

マナー3:ゲームスタート・終了の挨拶

「お願いします」という挨拶は、礼儀として子どもたちには教えたほうがよい

「お願いします」という挨拶は、礼儀として子どもたちには教えたほうがよい

ゲーム開始時に、「お願いします」といって全員に挨拶をします。これは日本の慣例なので、海外経験の多い人だと言わないケースもあります(試合前に握手ということも)。実際私も言うようにしていますが、選手同士の場合は言わないことも。

ゲームが終ったら、お互いの健闘を称え合って、ネットをはさんで握手をしましょう。ダブルスの場合は、まずは対面の相手、次にもう一方の相手と握手することが多いです。一緒に戦ってくれた自分のパートナーへの感謝の気持ちも忘れずにパートナーとも。審判のいるゲームの場合は、最後に審判とも握手することを忘れずに。ゲーム練習などで、そのまま練習が続くときは省略することがあります。その場の流れで決めてください。

最近、ジュニアの試合ではしっかりと握手ができない選手、相手の目を見て礼を言えない選手がいます。一般の方でも見かけることがあります。とても残念な話。ぜひとも、一人ひとりのプレイヤーが見本となってほしいと思います。
 

マナー4:サーバーのコール

特に初心者同士のゲームになると、プレーに夢中になるうちにゲームカウントを忘れてしまいがち。これを防ぐために、サーバーはサーブを打つ前に、そのつどポイントをコールすることになっています。

慣れてくるとコールをしなくなることが多くなります。私もすべてのポイントをコールしているわけではありませんが、相手に確認する意味で必要だと感じています。初心者の方とテニスをするときほど、多めにコールをしておくと相手も安心しますよ。
 

マナー5:コートを横切るときの注意点

コートが横並びのときは、気を使いながら後ろを素早く通る

コートが横並びのときは、気を使いながら後ろを素早く通る

テニスコートの後ろを横切るときには、ラリーやポイントが途切れてから。プレー中に後ろを通ると、プレイヤーの集中力を欠くことにつながります。球出し練習など途切れがない時は、ささっと通るようにしてください。何事も臨機応変。逆に待っている人がいるときは、「どうぞ」と通してあげたいもの。思いやりの気持ちがあるとテニスも楽しいのです。

なお、普通のテニスクラブでテニスコートを横切らなくてもいいように、各コートごと、もしくはコートの間に入口が付いています。
 

マナー6:自分の足元周辺にボールが落ちている場合

ボールに気づいたら、続行・中断早めの判断を

ボールに気づいたら、続行・中断早めの判断を

自分の足元にボールが落ちている場合、「その後のプレーに影響がでるかどうか」というのを判断のポイントにします。

試合中であれば「レット」と声をかけ、プレーを中断させることができます。中断したらそのポイントはやり直し。中断しないことも可能です。ボールが自分のプレーしているゾーンから遠い場合は、そのまま続けても構わないと思います。いずれにせよボールが入ったことに気づいたら、速やかに判断します。

ラリーがしばらく続いた後にプレーを止めるのは問題があるかもしれません。特に、「しばらくして不利になったから止める」と捉えられる方法はマナー違反。

練習中である場合、日本の多くのプレーヤーはプレーを止めてボールを取ってあげているようです。とても親切です。ただ賛否もあります。私の個人的な意見ですが、この部分は臨機応変に対応できればいいのかなと思います。隣のコートから何度もボールが入ってきて、そのたびにプレーが中断しては面白くありません。練習の場合でも、プレーが終わったらでいいと思います。これも相手、周囲の反応などで臨機応変に対応してください。
 

マナー7:相手の足元周辺にボールが落ちている場合

「危ないですよ」と声をかけるのはマナーというより義務

「危ないですよ」と声をかけるのはマナーというより義務

相手の足元周辺にボールが落ちている場合、相手にとって「危険かどうか」というのを判断のポイントにします。

セルフジャッジの試合中ならば、基本的には相手のコートにボールが落ちていたり、ボールが隣のコートから入ってきてもプレーを止めることはできません。ただ、危険ならば止めるべきというのが私の個人的な考え。相手が同意してくれるならば、そうした方が安全ですから。JOPなどの公式大会でも止めたり、止めなかったりとあるようです。

練習中はラリーを止めボールが落ちていることを相手に伝えます。足元でなければ止めませんが、隣のコートからのボールである場合、相手、周囲の反応を考慮に入れます。相手がボールを打とうとしている時ならば、「ボール」「危ないですよ」と大きな声で注意を促します。危なくないときは止める必要はありませんが、そこはプレイヤーの判断次第です。
 

マナー8:隣のコートにボールが入ってしまった場合

隣のコートにボールが入ってしまった場合、隣コートのプレーヤーにとって「危険かどうか」を判断のポイントにします。

行われているラリーやポイントが途切れるまで、コートサイドで待ちます。ただし、プレーヤーの足元にボールが落ちている場合は、「危ないですよ」「ケア」と声をかけてあげてください。怪我をしてしまったら大変。自分に責任があると思って、必ず行ってください。

試合中は判断が難しいところですが、私の場合、さほど危険ではないときは遠目に待っています。少しでも危ないな……と思ったら、プレーヤーの視界に入る少し近めの位置に立ってアピール。「ボールを踏むかも」と感じた時は、小さめに声を出しています。といっても、難しいところですが。

マナーはお互いにテニスを楽しく行うために存在しています。その本質を理解して、臨機応変に対応してください。
 

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