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テニスネットの張り方は? テニスコートの基本的な使い方

テニスコートの基本的な使い方・使用方法をご紹介いたします。テニスのネットの高さはどのくらいにしたら良いのか、ネットの張り方、プレー終了後にはブラシをかけるなど……。初心者が見過ごしやすい、テニスコートの使い方について紹介していきましょう。

執筆者:吉川 敦文

テニスコートの使い方は? ネットの高さなど基本的な張り方

テニスコートのネットの高さは?

テニスコートのネットの高さは?

テニスコートにも当然使い方の基本があります。今回は、きまりとしての服装、ネットの張り方、プレー終了後のブラシかけなど、テニスコートの使い方についてご紹介していきます。
 
<目次>
 

テニスのシューズ・服装・ラケット

シューズにはレンタルもある。本格的にはじめるかどうか悩んでいる人にオススメ

シューズにはレンタルもある。本格的にはじめるかどうか悩んでいる人にオススメ

■シューズ
テニスシューズは、プレーヤーをサポートすると同時にテニスコートも保護しており、専用シューズ着用を義務にしているテニスコートも多く存在します。地面がコンクリートのコート(ハードコート)ではソールが擦れて跡が残り、カーペットコートで摩擦力の強いシューズを履くとカーペットに傷がつくので注意してください。

「付き合いでテニスをするだけ」という人は、シューズをレンタルで貸してくれるところもあるので利用してみてください(公営コートは不貸出)。

■服装
ほとんどのコートでは、運動のできる服装であれば問題ありません(ごく稀に、ウェアの色を白基調としているテニスクラブも)。

■ラケット
友人に借りるのも一つの手ですが、ラケットを人に貸したくないというケースもあります。そういう場合は、レンタルをしてくれるテニスコートも多いので利用してみてください。
 

ネットの張り方

ブラシ
ネットが緩んでいたら、専用ハンドルを使って張りを持たせる
当日最初にコートを使う場合は、ネットが緩められていることがあります(公営コートに多く見られる)。この場合は、そのコートを使うプレイヤーが自らネットを張る必要があります。専用ハンドルを使って、ネットポスト(支柱)のところにある歯車を巻き上げ、ネットに張りを持たせるようにしましょう。なお、終わってからネットを緩める必要があるかどうかは、それぞれの施設の方針で変わるのであらかじめ確認しておきましょう。

ネットを上げ下げするハンドルは、プレー中は取っ手部分が反対側を向くよう逆さにしておくことをオススメします。チェンジコートの際、体に凸部分が意外とぶつかるんです……。
 

ネットの高さを調整

張り上げたら、今度はネットの高さを調節。中央部のセンターベルトを91.4センチの高さに合わせましょう。センターベルトはコート上のフックに引っ掛けて、ベルトの長さを調節することができます。「91.4センチは、ラケット1本分+ラケットを横にして上から3本目のガットくらい」と覚えておくと便利です(ラケットの大きさにより若干異なりますが)。

シングルスを行う場合は、コートに用意されている(多くは審判台の下など)シングルススティックを使って、ネット両サイドの高さを持ち上げます。

使用後はブラシをかけるのがマナー

ブラシ
ブラシはコートサイドに置いてることが多い
テニス終了後、ハードコートなら特に整備などをする必要はありません。しかし、土でできたクレーコート、一般向けコートとして現在最も多く普及している砂入り人工芝コートでは、プレー終了後にブラシをかける必要があります。これは砂の偏りを均一にならし、次に使う人が真新しいコートでプレーできるように配慮するマナーです(公営コートでない場合、必要のないところもある)。

ブラシがけは、本来、コートを痛めないようにするために行います。クレーコートであれば凸凹をなくし、砂入り人工芝コートであれば芝を守るために行います。それらは同時に使う人のためでもあります。凸凹があったり、砂のない部分があったりすると、イレギュラーバウンドや、捻挫の原因になります。次に使う人が快適にプレーできるよう、必ずブラシをかけるようにしましょう。
 

ブラシのかけ方

ブラシのかけ方は、ネットと平行にコートを横に往復するやり方が一般的。あるいは外側から円を描くようにかけ、中心で終えるやり方を決まりとしているクラブもあります。初めて使う施設なら、クラブの人にブラシのかけ方を聞いておいてもよいでしょう。

速く走ってブラシをかけようとすると、ブラシがバウンドして砂が波模様になることがあります。波が残ると見た目によくなく、イレギュラーバウンドを起こすなど、プレー上の悪影響も生じます。ブラシは、かけ終えたら所定の場所に戻しておきましょう。

クレーコートの場合は、ブラシをかけるとラインに砂が被ってラインが隠れてしまいます。ラインを、備え付けのホウキで掃いて、きれいに見せるようにしましょう。ホウキがなければシューズでラインを擦って、砂を払うようにしてください。

なお、砂入り人工芝のコートではラインを掃く必要はありません。砂がない部分があると、そこで足が引っ掛かりやすくなり捻挫の原因にもなります。
 

テニスコート整備は時間の余裕を持って

テニスは老若男女でき、社交性に富むスポーツ。コートの整備はマナー

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これらの作業時間はコートのレンタル時間内に含まれており、終了の10分ほど前からコートを整備を始めて、次の人に譲るきまりにしているコートも多くあります。皆が気持ち良くプレーするためのマナーの一つですね。ぜひ守って、お互い気持ちよくプレーをできる環境を整備してください。

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