ゴルフ/ゴルフクラブ・用品の選び方

オデッセイパットラボで体験!パター選び3(2ページ目)

最新のパターフィッティング「ODYSSEY PUTT LAB」(オデッセイパットラボ)特集の最終回。多くのゴルファーにとっての難問、パッティングのストローク軌道とテンポについて考えます。

児山 和弘

執筆者:児山 和弘

ゴルフガイド

ストローク軌道を計測

フェースローテーションの測定結果。オープントゥクローズの動きが一般的だが、ゴルファーのなかには、ストローク中、終始クローズ、あるいはオープンの人も多いという
実は、ガイドはフィッティングを受ける前は、ストレートトゥストレート派でした。厳密に言えば、ストロークが大きくなると自然にパターヘッドは内側に入ってくるのだとは思いますが、インパクト前後では、まっすぐ引いてまっすぐ打ち出すイメージのほうが、方向性がよく、特にショートパットでは、ラインがイメージしやすくなるメリットを感じていました。

もっとも前回「オデッセイパットラボで体験!パター選び2」の計測でわかった結果、まっすぐ引いてまっすぐ出そうとしていたガイドのストロークは、強いアウトサイドインでした。まっすぐ引こうとして、逆にターゲットラインの外側に外れていたようです。そのままでは引っ掛けてしまうので、ややヒール寄りでインパクトして、プッシュアウト気味にまっすぐ打ち出していました。自分の感覚と実際の動きを一致させるのは、本当に難しいと感じます。しかし、こうした計測によるフィッティングだからこそ、こうした気付きを与えてくれます。

実際のガイドのRotationの計測結果は、バックスイングで、2.5度フェースオープン。インパクトでは0.5度クローズ。フォロースイングでは、3.9度クローズという結果でした。再現性をしめすConsisitencyは91%。つまり、まっすぐ引いてまっすぐ打ち出し、クラブフェースは常にまっすぐを保つという自分の実際の感覚とは異なり、バックスイングでは少しフェースが開き、インパクト後はフェースは閉じるというインサイドイン的なフェースローテーションになっていました。

計測値では、トータルローテーションというストローク中、どれだけフェースが動いているかを示す項目もあります。ガイドの数値は6.5度。まっすぐ引いて、まっすぐ打っているつもりで6度以上のフェースの開閉があり、その開いて閉じる動きの中に、インパクトがあるという事になります。

今回の計測で、パターのストローク軌道とフェースの開閉に関しては、自分の認識と大きく異なる結果がわかりました。前出のインサイドインがいいのか? ストレートトゥストレートがいいのか?という議論ですが、まず自分のパッティングストロークの傾向を客観的に知ることが必要でしょう。

>>次は、タイミングについて>>
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