ゴルフ/ゴルフクラブ・用品の選び方

ゴルファーのためのウェッジ選び2(3ページ目)

アプローチスキルをあげるためにも、ゴルフのウェッジ性能には敏感でいたいもの。ウェッジのポイントを紹介する2回目は、いよいよ核心のソール形状についてです。

児山 和弘

執筆者:児山 和弘

ゴルフガイド

ハイバウンスとは?

バウンスが張り出した”ハイバウンス”ウェッジ。前頁のローバウンスウェッジと比べると、そのバウンス角の差は一目瞭然(※写真はフォーティーン)
一方、ハイバウンスは日本の芝質に向いていると言われています。日本のゴルフ場の芝は夏場にはびっしりと繁り、ボールが少し浮いたようになり、こうしたライとハイバウンスのウェッジは相性が良くなります。

ハイバウンスなリンクスやJ'sの流行もあって、日本では依然12度以上のハイバウンスのサンドウェッジを使用しているゴルファーが多いよう。特にアイアンセットに付属しているサンドウェッジは、大抵ソール幅が広く、ハイバウンスなクラブになっています。ハイバウンスのウェッジは、ダウンブローに打ち込んでいくような打ち方をするゴルファーと相性が良く、ボールを右において低く打ち出すようなアプローチを得意とするゴルファーはハイバウンスが向いています。

バウンスの強いクラブをソールすると、リーディングエッジが地面からわずかに浮きます。あまり一般的ではないですが、その高さをバウンス高と呼びます。ハイバウンスは当然バウンス高が高くなり、フェアウェイからではトップするようなイメージが出るかもしれません。その点からも、ダウンブローで打ち込むようなショットのほうが安心感が出るでしょう。

ソールから接地させバウンスを滑らせるように使って、スピンの利いた高いボールを打つテクニックもあります。この場合は、ある程度バウンスがあったほうが使いやすいかもしれません。ロブショットより簡単でボールもコントロールしやすくなります。

ハイバウンスの場合、砂が締まった硬いバンカーではバウンスが跳ねて砂の中に潜らないといったミスが出やすくなります。軟らかい砂質のバンカーだとより性能を発揮してくれます。

>>ソールの形状について>>
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