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ついに5代目登場!ザ・ゼクシオドライバー(3ページ目)

ウッドの累計販売数が110万本を超える超人気ブランド「ゼクシオ」から待望のNEWモデル登場。新作「The XXIO」を前モデルと徹底比較します。

児山 和弘

執筆者:児山 和弘

ゴルフガイド

シャフト長尺化のトレンドへ

今回の「ザ・ゼクシオ」と、前作「ALL NEW XXIO 460」を比較してみましょう。

最も大きな違いは、シャフトの長さが45.75インチと長くなった事です(※前作は45インチ)。「ドライバー長尺化は、トレンドになるか?」でも指摘したように、フェースの反発が制限された今日、シャフトの長さを伸ばす事は飛距離アップの有効な手段です。

しかし、シャフトが長くなる事に拒否反応を示すゴルファーは多いもの。「ザ・ゼクシオ」はただシャフトを伸ばすだけでなく、総重量も少しだけ軽めにして、クラブを持ったときの感じを45インチと変わらないように設定されています。ここは大変重要なポイントで、重量に配慮せずにシャフトを伸ばすと、どうしても道具としてバランスの悪いものになりがちです。

また後述しますが、同じヘッド体積でも形状を変化させヘッドを大きく見せたり、シャフトに横の線を入れ、視覚的に短く見えるように工夫されています。たった0.75インチ伸ばすために神経質とも思えるほどのゴルファーへの配慮を感じます。

2000年に発売された初代ゼクシオ「XXIO TOURSPECIAL」。全てはここから始まった
そもそもというか、少し意外なことに305ccしかヘッド体積のなかった初代ゼクシオ(2000年発売)のシャフト長は46インチと「ザ・ゼクシオ」よりも長いのです(※後に45インチモデルも発売)。ヘッドのやさしさが大きく向上した現在のモデルであれば、工夫次第でまだシャフトの長さを伸ばす余地はありそうです。

同じフレックスで比較すると、シャフトの硬さが前作より少し硬めになっているよう。昨今の日本のクラブは、同じフレックスでも少しずつ軟らかくなっている傾向があります。5年前、10年前のクラブと比較すると、同じRシャフトでも硬さが軟らかくなっているのです。シャフトの硬さが軟らかくなっている傾向は、またの機会に紹介するとして、今回の「ザ・ゼクシオ」は、そうした昨今の傾向に逆行するものとして注目されます。

シャフトの硬さが硬くなっている理由を推測すると、恐らくシャフト長が長くなっている事に関連しているのでしょう。シャフトが0.75インチ長くなれば、体感するシャフトの硬さはかなり軟らかくなります。あくまで振った感触がこれまでと変わらないことを意図して、そのような設計になったものと思います。

>>次は、ヘッド形状について>>
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