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ついに5代目登場!ザ・ゼクシオドライバー(4ページ目)

ウッドの累計販売数が110万本を超える超人気ブランド「ゼクシオ」から待望のNEWモデル登場。新作「The XXIO」を前モデルと徹底比較します。

児山 和弘

執筆者:児山 和弘

ゴルフガイド

変化したヘッド形状

新旧ゼクシオのヘッド形状の違い。左が「ザ・ゼクシオ」
ヘッド体積は、双方ともルール限界の460cc。ヘッド素材などもほぼ同じです。しかし、構えたときに見えるヘッド形状、俗に“顔”と呼ばれていますが、その表情は大きく異なっています。双方ともルール限界の460cc。NEWモデルも最早ヘッドの巨大化は限界なので、ルールの範囲内でスイートエリアを広くするよう工夫されていま
す。

具体的にいうと「ザ・ゼクシオ」は、フランジと呼ばれるヘッド後方部に大きくボリュームを持たせ、構えたときに大きく見えるように変化しています。その分、フェースはシャロー(薄く)になっています。前モデルに比べるとかなり“丸”に近くなった印象です。

ヘッド後方部分が大きく張り出すのは、ミスショットへの許容範囲を広げるために、慣性モーメント大きくしているからで、今年の他のメーカーのNEWモデルにも共通する特徴です。ルールでヘッド体積に明確に制限(460cc前後)がかかったため、メーカーは形状を工夫してスイートエリアを広げるようになっています。それを推し進めたのが、四角形状のナイキ「サスクワッチ SUMO2 5900」や、三角形に近いテーラーメイド「r7 CGB MAX」などといえるでしょう。

新しくなりフックフェース(左向き)になったと声を良く聞くのですが、フェース角の数値には大きな違いはありません(新作が0.5度フック)。以上のような形状の変更が、フックフェースの度合いを強く見せるようになったものと思います。ちょっとした事でゴルフクラブの”顔”は大きく変わった様に見えるものです。

ゼクシオは、どちらかといえばフックフェースのモデルという事もあり、過去のモデルから伝統的につかまりが良いクラブでしたが、それは「ザ・ゼクシオ」にも踏襲されています。フックに悩むゴルファーは注意が必要です。

>>次は、その評判>>
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