3/3 使用者急増！スティック型練習器具 [ゴルフ] All About

メディカスとは？

「メディカス」。シャフト部分が中折れするように作られている

過去にもスティック型練習器具が存在しました。現在も継続して販売されているものもあるので、要チェックです。

「メディカス」は、間違ったスイングをするとシャフトが中折れして教えてくれるという器具です。ツアーで最も美しいスイングといわれていたデービス・ラブ３世も使用したとか。ちなみにガイドが使用したところ中折れせずにボールを打つことはできなかったので、スイングによって向き不向きがあるのかもしれません。某プロゴルファーが使用したところまったく中折れせず、ナイスショットを連発したという噂もあります。

モメンタスとは？

鉄アレイを振っているかのような重量感が特徴の「モメンタス」

黄色いシャフトが特徴的な素振り用の練習器具。デービッド・デュバルがキャラクターとなっていてご存知の方も多いのでは。非常に重いのが特徴で、「デュバル・モデル」は1360gもあります。通常のアイアンが400gくらいなので、人によっては持ち上げるのにも苦労しそう。パワーアップとその名の通り、クラブの慣性を利用するスイングを身につけるタイプです。

リズムドクターとは？

くにゃくにゃシャフトの練習器具のパイオニア。「リズムドクター」

PRGRから2001年に発売されたシャフトが非常に軟らかくクニャクニャの練習器具です。ビデオ付で28,000円と高額でした。シャフトのしなりを感じることで、スイングのタイミングを養成します。同様のコンセプトで「RYOMA」や「Dr.スローモー」といった器具もあります。

軟らかいものを振るというのが、しなりを感じるのに効果的なトレーニングとなるので「スイングホース」というグリップのついた素振り用のホースも発売され人気となっています。

「メディカス」にはスイングの矯正。「モメンタス」はパワーアップ。「リズムドクター」には軟らかいシャフトでタイミング習得と、現在の練習器具でも主流の考え方がすでに現れています。プロとの契約という点もすでに先達だったといえます。

ここ最近になっての練習器具人気には、より効果的に練習しもっとゴルフを上達したいというゴルファーの意識の高まりが背景にあるのではないでしょうか？　それはゴルフがよりスポーツ化しているとも言えそうです。社用族といったゴルファーが減少している一方で、真剣にゴルフに取り組み、上達を目指すプロセスを楽しむ、そうしたタイプのゴルファーが増えているのだと感じます。