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メバル釣り上達のコツ1(2ページ目)

今回はメバル釣りをより深く楽しむためのコツを解説します。軽量リグを扱うだけに特に重要になるラインの特性を掴んでください。

執筆者:中山 一弘

PEライン

26番
「PEライン」は低伸度で極細の直径を持つのがメリット。使いこなせれば超ショートバイトも取れるようになる
化繊を撚って一本のラインにすることで抜群の強度と感度を実現したのがPEラインだ。同じポンド数で比べた場合、ラインの直径が最も細くなる。また、極細PEの場合、厳密には少し伸びるが、基本的に伸度が低いため感度としては最も高いという特長がある。近年ではこの高い感度を求めてアングラーの多くがPEラインを愛用している。

ただし、ラインに腰がまったくなく、しなやかすぎる特長があるためリールのスプールや、ロッドのガイド、それにルアーのフックに絡みやすいのが難点。また、ラインの構造上、摩擦係数が低くノットが不完全だと結束部がほつれやすい。これらを回避するために、リーダーシステムが必須となるので、釣りをする際に一手間必要となる。さらにナイロンラインやフロロカーボンラインと比べて自重が低く、少しの風でも舞い上がってしまう。水に浮く性質もあるので、扱いには慣れが必要な面も多いのだ。しかし、このラインは優れた感度と強くて細いラインが使えるというメリットは釣りに多大な影響を与えてくれるので、使いこなせれば大きな武器となりえるだろう。

ラインの特性から見えるモノ

 

こちらの表は一般的なラインの特性をまとめたもの。先ほど解説したとおり、それぞれシチュエーションによってはメリットともデメリットともなり得る要素も多いのだ。こうした特長をよく掴んでからライン選びをしてみると、これまでの釣りもぐっと進化するはず。次回はもう少し踏み込んで実釣からみたライン特性を考えてみよう。

次回は上達のコツ第二弾をお届けします。お楽しみに!

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