エギングに欠かせない手法「エギチューン」とは?

エギングでのエギチューニング方法!イカ釣りの基本テクニック

エギのバランスはボディーの浮力とシンカーの重量で決まる。ちょっとのチューニングで思い通りのエギを作ることが可能だ

エギの水中でのバランスや沈下スピードはボディーの浮力とシンカーで決まる。優れた製品が多いが、やはり工業製品なので多少のバラツキは仕方がないところ。沈みが早すぎたり、頭を直下に向けながら沈んでしまうようでは、アオリイカはなかなか釣れない。

そんなときはエギをチューニングしてやるとよい。やり方は簡単でシンカーを削ってやったり、逆にオモリを追加するだけだ。とはいえ、エギは微妙なバランスが持ち味。何も考えずにチューニングしても逆に結果が悪くなることもあるので注意だ。どうやってチューニングするか簡単に解説しよう。

【目次】  

エギングに欠かせないチューニング1:シンカーを削る

シンカーチューンは少しずつが基本。釣り場でヤスリが無い場合はコンクリートや石で削ることもできる

シンカーチューンは少しずつが基本。釣り場でヤスリが無い場合はコンクリートや石で削ることもできる

エギの沈下スピードが速すぎるときはシンカーを軽くすれば済む。シンカーを軽くするということは、ナマリを削ってやればよいのだ。ヤスリなどで必要な分量だけそぎ落とすようなやり方になるが、いくつか注意点がある。
 
エギのバランスを崩したくないときは全体、もしくは下部のみを削る。頭が下を向きすぎる場合などは前寄りを削ることで調整できる

エギのバランスを崩したくないときは全体、もしくは下部のみを削る。頭が下を向きすぎる場合などは前寄りを削ることで調整できる

ひとつは、そもそもメーカーがエギのシンカー重量を決めるときは微妙なバランスになるよう設定しているケースが多い。なので、いきなりガリガリと削るのではなく、少しずつ様子を見ながらやる必要があるのだ。これはシンカーの形状によっても違うが、バリや重りの角を滑らかにするぐらいの極少量でもかなり沈むスピードは変わってくる。また、重量配分が変わると沈下するときの姿勢も変化するので慎重にやること。姿勢を変えたくないときは全体を滑らかに。頭が下に向きすぎるときなどは頭よりの部分を斜めにカットするなど工夫が必要だ。

この作業をやりすぎるとまったく沈まないエギになるので要注意。後ほど解説する重りを追加することで調整は効くが、基本的にアオリイカはエギが沈むときに抱きついてくる。沈み方がゆっくりすぎると、いつ抱きついたのか分からないし、潮流に流されすぎるケースも出てくる。もちろん、かなりゆっくり沈めないとアオリイカが乗らないこともあるが、カーブフォールのテクニックを使うことでも沈下スピードはコントロールできるので、やりすぎは禁物。実際にエギが見える場所で海中の姿勢や沈下するスピードを観察しながら、少しずつ削るのが基本だ。
 

エギングに欠かせないチューニング2:根ガカリ対策

メーカーの工夫が凝らしてあるシンカー

メーカーの工夫が凝らしてあるシンカー

根ガカリの大半はシンカーが引っかかっているので障害物の間をすり抜けやすいような形にしてやろう

根ガカリの大半はシンカーが引っかかっているので障害物の間をすり抜けやすいような形にしてやろう

エギが根ガカリする場合、そのほとんどがシンカー部分が引っかかっているケースだ。そのため、各メーカーはシンカーの形状にも工夫しており、現在市販されている多くのエギに採用されている。しかし、根強いファンが多いオーソドックスなエギは、いまだに四角形状のシンカーが採用されている。そのような場合は、角を滑らかにすることで引っかかりを減らすことも可能になるので覚えておくとよいだろう。
 

エギングに欠かせないチューニング3:エギにオモリを追加する

シンカー部分に糸オモリを追加する。ボディーに近い場所が基本で、重めのセッティングをしておき、状況に合わせて軽くしてゆく

シンカー部分に糸オモリを追加する。ボディーに近い場所が基本で、重めのセッティングをしておき、状況に合わせて軽くしてゆく

シンカー部分に糸オモリを追加する。ボディーに近い場所が基本で、重めのセッティングをしておき、状況に合わせて軽くしてゆく
様々な形状のシンカーがあり、それぞれにベストな巻き方がある。この製品の場合、根元に巻くこともできるし、外れないように穴に通して巻くことも可能だ

様々な形状のシンカーがあり、それぞれにベストな巻き方がある。この製品の場合、根元に巻くこともできるし、外れないように穴に通して巻くことも可能だ

何回か海に出掛けてみれば分かると思うが、釣り場の潮が激流になってしまうことはよくあることだ。釣りづらいシチュエーションではあるが、こんなときほど海の生き物の活性が高まるケースも多い。チャンスをモノにするにはエギをしっかり沈める必要があるが、最初の設定どおりでは、エギが真横に流れるばかりでどうにもならないこともある。

そんなときには思い切って「糸オモリ」でシンカーを重くするとなんとか釣りになる。エギのシンカー部分に適量のオモリを追加すると沈むスピードが増し、激流に負けないスペシャルエギになるのだ。こちらは先ほどの”削る”チューニングとは違い、最初から重めに糸オモリを追加することがコツ。糸オモリは簡単に切ることができるので、重めからはじめて潮流に合わせて軽くしてゆくのがベストだ。エギのシンカーの形状によって巻き方は若干異なるが、ボディーに近い部分から巻き始めるのが基本。3重、あるいは4重ぐらいからはじめ、実際にキャストして底までカウントダウンしてみる。最初は早すぎるぐらいでよいので、徐々に追加の糸オモリをカットしてゆこう。

このチューニングのよい点は色々あって、先ほど述べた潮流が早いケースのほかにも、足元からドン深になっているような場所でも効果的。沈下スピードが速くなるので、深い海でもリズミカルに探ることが可能になる。注意点としては沈みが早い分、シャクリのテンポも速くなること。アオリイカが抱きつくタイミングも少なくなるので、活性が高い状況でないと効果が望めないケースも多くなるのだ。また、重量が増す分、根ガカリも増えるので要注意。いずれにしても海底までの距離や地形を把握したうえでやるのが効果的だ。
 

エギングに欠かせないチューニング4:傘針をチューニングする

傘針チューニングも釣りやすくするテクニック。針の本数を減らしたいときは下部を中心にカットしてゆこう

傘針チューニングも釣りやすくするテクニック。針の本数を減らしたいときは下部を中心にカットしてゆこう

通常の傘針と下部の針をカットした傘針。釣果はほとんど変わらないので、ゴミの付着や根ガカリが多いときに効果的なチューニングだ

通常の傘針と下部の針をカットした傘針。釣果はほとんど変わらないので、ゴミの付着や根ガカリが多いときに効果的なチューニングだ

海草が多い場所でよくあることだが、傘針が根ガカりの原因になってしまうことも多い。また、流れ藻や浮遊物が多い日は傘針に大量のゴミが引っかかってしまい釣りにならないこともある。この場合は傘針の本数を減らすことである程度トラブルを軽減することが可能だ。

アオリイカが引っかかるのは、傘針の上部に集中している。なので、下半分をカットしてやればよいのだ。やり方はとても簡単でペンチでカットするだけ。ペンチで針を挟んで逆方向に何回か曲げれば容易に取ることができる。ガイドも海草が集中している釣り場では必ずやっているチューニングなので、トラブルが多いと感じたらぜひ実践してみてほしい。アオリイカの乗りも普通と同じなので、他の人と差が付くテクニックといえるだろう。


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