ラインを使いこなそう!

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釣り場には風や潮流、足場の高低差など様々なシチュエーションがある。そんな中でルアーを効果的に動かすにはラインの特性を知っておくことが大切だ
メバルゲームでは軽量のリグを使うことが多い。そのため、3lbクラスが中心となるのだ。トラウトゲームとほぼ変わらない繊細なラインはちょっとした根ズレで切れてしまうし、大アワセをしてしまうと結び目でぷっつりなんていうこともある。それだけでなく、風の強い日や足場が高い場所などではラインの扱いが難しくなり、初心者にはルアーの存在は当然、バイトさえ分からないというシーンも多発してしまう。

これらを回避する第一の課題はラインの特長をよく知り、自分にぴったりの種類のものを選ぶことが大切。PEライン、ナイロンライン、フロロカーボンラインとメバルゲーム用のラインは種類によって様々な製品が市場に出ているが、自分の釣りスタイルにマッチするものは以外と少ない。ここでは、製品を選ぶ上で知っておいてほしいそれぞれの特長を考えてみたいと思う。

ナイロンライン

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もっともポピュラーな釣り用のラインが「ナイロンライン」。扱いやすさではダントツの人気を誇る
ナイロンラインはしなやかで扱いやすく、強度も十分保てるため愛用者が多い。特に3lb以下の極細ラインの場合、フロロカーボンと比べて直径が細くできるため、海水への馴染みも抜群だ。また、製品によって違いはあるものの水中での比重が軽めなのでナチュラルな沈み方をしてくれる。これは極小ジグヘッドと組み合わせた場合、特に有効な特性で、ジグヘッドが沈もうとしている力をある程度和らげてくれるので、ラインに任せてフォーリングさせながらバイトを取るなどという使い方もできる。

一方で、ナイロンラインは吸水性が高く、劣化の進行が早いのがデメリット。そのため、釣行ごとに巻き替えするぐらいの気持ちでいなければ、ラインの強度はどんどん落ちてゆく。また、メリット・デメリット双方に入るのだが、ナイロンラインは伸びるという特長も持っている。ルアーが遠くにあるときなどに小さなバイトがあると、人によってはまったく気づかないケースも出て来てしまう。ただし、それ自体がクッションのような役割をしてくれるので、アワセが大きい人にとってはアワセ切れやすっぽ抜けを軽減してくれるのだ。車に置きかえると可もなく不可もないオートマ車のような存在といえるだろう。

フロロカーボンライン

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「フロロカーボンライン」は感度の良さと根ズレ強度の高さが魅力。比重も高く沈みが早いのでボトム狙いで特に効果的だ
フロロカーボンラインはナイロンラインと比べ、伸度が低いため感度が高いのが特長。さらに比重が高いため海水に馴染みやすい。一般的なフロロカーボンラインと軽量ジグヘッドと組み合わせた場合、ジグヘッドと同じスピードで沈んでゆくためスピーディーなゲームが展開できるのだ。

一方で、フロロカーボンラインは同じポンド数のナイロンラインと比べると直径が太くなり、自重も高いため実釣時のラインの扱いはナイロンラインよりも気を遣う必要がある。また、ラインも硬いため、スプールへの馴染みはそれほど良くない。リトリーブのテンションが弱いとスプールの中に空間ができてしまい、次のキャスト時にラインが絡まりトラブルの元になるケースも出やすい。ただし、ボトムの取りやすさやショートバイトを伝えてくれる感度の良さなど、メリットのほうが際立っている。最近ではナイロンライン並にしなやかな製品も多く市販されているため、よほど粗悪なものでなければ、デメリットはあまり感じないだろう。

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