七宝ブレスレットができるまで
|
デザインのアイデアはいろいろな所に |
今回ガイドが作ろうと思うのは、日本の伝統柄「七宝つなぎ」をモチーフにしたデザイン。円の重なりをきれいに出せるかがポイントになりそうです。
試作一回目 とりあえず、黒のシードビーズと3mmの丸玉ビーズを8の字編みにし、互い違いに重ねてみました。ここで、何個のビーズを使うとどのくらいの大きさの円ができるかを確認します。 一つの円に28個のシードビーズを使うとちょうど良さそう。
|
試作なので、ラインストーンの色は適当に使用 |
試作二回目 華やかさをプラスするため、丸玉ビーズを爪付きラインストーンに変更しました。 試作一回目と同じように、8の字編みを互い違いに重ねてみますが、このやり方だとうねりが出てしまい、七宝特有の「円の重なり」がうまく表現できません。
|
このくらいの変更なら、編みなおさなくてもOK |
試作三回目 8の字編みを重ねるのではなく、爪付きラインストーンの穴にテグスを通すことで、フラットになりました。爪付きラインストーンは3mmを使っていましたが、やや地味な気がしたので、途中から4mmに変更してみました。
試作三回目(続き) もう一列ふやしたらどうなるかな?と4列目を編み足し。さすがに幅広すぎか…?と悩む。
試作三回目(続き) 赤丸の部分が寂しい気がしたので、さらに編み足し。 試作の途中でテグスが足りなくなったり、出したいところまで持ってくるのが難しくなったら、適当な位置から新しいテグスを追加して編みます。 編み手順の整理は、最後にすればOK。
|
試行錯誤の結果、すっきりと美しい七宝模様に |
試作四回目 散々迷った挙句、列は3列、ラインストーンはすべて4mmで作ることに決定。考えられるかぎり、最もシンプルな編み方で落ち着きました。 試作を繰り返して複雑になりすぎたり、混乱してきたら、思い切って一番簡単な方法でやり直してみるのが吉です。
ちなみにこのレシピは、出来上がりのシンプルさの割に苦戦しました……。 試作が終わってみれば、「なんでこんなに単純なやり方に気が付かなかったんだろう?」と思うこともありますが、こうした試行錯誤は必ずスキルになります。 あれこれ考えながらオリジナルアクセサリーを作るのはとても楽しい作業ですよ。まずは手を動かし、いろいろな可能性を探ってみてくださいね。
次回は配色のコツと、素材選びのポイントについて解説します。
どうぞお楽しみに!
【関連記事】
基本テクニックのおさらい
ビーズの基礎知識
【ガイドおすすめメールマガジン】
ガイドメールマガジン
<前のページへ