強力な新音源、Cakewalk Sound Center
D-PROとRAPTUREからいい音色を寄せ集めたCakewalk Sound Center |
その目玉となるのがCakewalk Sound Centerというものです。これはSONAR 8.5 PRODUCERやSTUDIOにも入っていなかった新音源。これはCakewalkブランドで単体発売されているサンプル・プレイバック・シンセサイザであるD-PROと個性的なシンセサウンドを作り出してくれるRAPTUREの音色の中から、すぐに使える150音色をチョイスして作り出した音源です。
バリエーション的にはブラス、ストリングス、ギター、ピアノ、キーボード、ドラム……とさまざま。いじれるパラメータは、D-PROやRAPTUREと比較すれば少ないものの、音色によって「まさに」と思われるパラメータが画面上に表示され、それを動かすことができるので、誰でも簡単にいい感じに音がいじれるという面では、非常に便利です。
各種ジャンルのドラムセットを内蔵するStudio Instruments Drum Kit
数多くのドラムキットと、ドラムフレーズを持つ音源、Studio Instruments Drum Kit |
画面には、ドラムキットが表示され、マウスでクリックするとシンバルなどがアニメーション的に揺れる凝った仕組みになっています。ロックキット、レコーディングキット、ルームキット……と40種類以上のドラムキット音色が用意されており、それぞれ100~220MB程度の要領のサンプリングデータを読み込んで使えるようになっている強力な音源です。
また、Studio Instrumentsシリーズとしての特徴は、各種フレーズを音源自体が備えていること。ELECTRONIC & POP,HIPHOP、JAZZ & BLUSE、ROCK、SOUL & FUNKといったジャンルに分かれて数多くのフレーズがあるので、それを選択して、即曲データとして採用することができるのも大きなメリットとなっています。