女性ボーカル、男性ボーカルの切り替えも可能
AquesToneには女性ボーカルと男性ボーカルがそれぞれ2種類ずつ収録されており、簡単に切り替えることができる |
Vocaloidを使ったことのある方なら分かるように、初音ミクは初音ミクの声のデータが、鏡音リン・レンはリンとレンの声のデータが入っており、複数のパッケージをインストールすることによって、声を使い分けることが可能になります。男性ボーカルを使いたい場合にはメーカーは異なるものの、がくっぽいどをインストールすることで切り替えが可能になります。
それに対し、AquesToneには女性ボーカルと男性ボーカルの両方のデータが予め入っており、自在に切り替えることが可能です。また、ビブラートのかかった女性ボーカル、ビブラートのかかった男性ボーカルもあり、結果として4つのデータを使い分けることができるようになっているのです。
また、Vocaloidとは発音方式が異なるため、とにかくファイルサイズが小さいのが特徴。Vocaloidの場合、複数のデータをインストールすれば数GB程度になるのに対してAquesToneは4つのデータが入っているのに、たったの600KB。数万分の一のファイルサイズというのは画期的なことです。
シンセサイザ同様、声質もいじれる
パラメータをいじることでハスキー度合いや明瞭度合いなどを変化させることができる |
パネルを見ると分かるとおり、7種類のパラメータが用意されているのですが、中えも使えるのがHuskyというパラメータ。その名前のとおり、ハスキーさをコントロールするもので、結構声の雰囲気が変わります。
これ以外にもResonanceの調整で明瞭さが変化したり、Vibrate Freqでビブラートの周波数を調整するなど、適当に調整しても、それなりの音を作ることができます。