DTM・デジタルレコーディング/DAWソフト活用ノウハウ

SONAR V-STUDIO 700デビュー(3ページ目)

10月18日、毎年恒例のSONARのイベント、「MEET THE SONAR8 Premium Day」が開催されるとともに、SONAR専用のハードウェア、SONAR V-STUDIO 700のお披露目がありました。どんなシステムなのかを紹介しましょう。

藤本 健

執筆者:藤本 健

DTM・デジタルレコーディングガイド

100mmモーターフェーダーを搭載したV-STUDIO CONSOLE

MEET THE SONAR8 Premium Day
タッチセンス付き100mmモーターフェーダーを9本搭載する、VS-700C V-STUDIO CONSOLE
SONAR V-STUDIO 700の顔ともいえるこのコンソールは、タッチセンス付の9本の100mmモーターフェーダーを搭載した完全プロ仕様の機材。大きさ的には730(幅)×430.9(奥行き)×126.5(高さ)mm、10.2kgですから、ポンと机の上に置けるというサイズではなさそうです。

8つのロータリーエンコーダーとLCDディスプレイを搭載したチャンネル・ストリップ・コントローラを装備し、EQやACTによる各種プラグインのコントロールが可能などSONARと完全に一体化して操作をすることができるのが、かなり快適です。

録音、再生、停止、早送り、巻き戻しボタンはもちろん、ジョグ/シャトル・ホイールを搭載したトランスポート・コントロールや、サラウンド制御用のジョイスティックも搭載しています。

またユニークなのがビデオ用のコントローラでよく見かけるTバーが搭載されていること。これも、ボタンによってX-RAY機能、ACT、サラウンドのFRバランス調整などに割り当てることができ、かなり便利に使えます。


19in/24outのUSBオーディオインターフェイス、V-STUDIO I/O

MEET THE SONAR 8 Premium Day
19in/24outのUSBオーディオインターフェイスVS-700R V-STUDIO I/O
一方、V-STUDIOの中枢となるのが、オーディオインターフェイスであるV-STUDIO I/Oです。

RolandではこれまでもUA-101やUA-1000など、USB 2.0を用いた高性能なオーディオインターフェイスを出してきましたが、V-STUDIO I/Oはこれらを大きく上回るハイスペックなものとなっています。USBケーブル1本で19in/24outの入出力ができ、2台に拡張すれば最大38in/48outまで可能という機材です。

もちろん最大24ビット/192kHzのオーディオ・フォーマットに対応し、8系統のファンタム電源対応XLR端子のアナログ入出力のほか、ADATインターフェースやAES/EBUなどのデジタル端子も豊富に装備しています。

さらにRolandの業務用ミキサー「V-Mixer M-400」に搭載されているのと同じマイク・プリアンプを搭載するとともに、8系統のアナログ入力部にはデジタル・コンプレッサーを搭載するなど、非常に強力。

大きさ的には433.9(幅)×348.4(奥行き)×87.3(高さ)mmで5.4kgとなっています。
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