DTM・デジタルレコーディング/DAWソフト活用ノウハウ

いろいろあるCubase、何が違うの?(4ページ目)

Cubase 4を筆頭に、Cubase Studio 4、Cubase Essential 4、Cubase LE 4、Cubase AI 4などさまざまなCubaseが存在します。それぞれ何が違い、どう選べばいいのでしょうか?

藤本 健

執筆者:藤本 健

DTM・デジタルレコーディングガイド

YAMAHA以外の製品にバンドルされるLE 4

US-1641
TASCAMのオーディオインターフェイス、US-1641などにCubase LE 4がバンドルされている
もうひとつ、存在するのがCubase LE 4というやはりハードウェアにバンドルされる製品です。Cubase AI 4がSteinbergの親会社であるYAMAHA製品にバンドルされるのに対してLE 4はTASCAM製品やZOOM製品などYAMAHA以外のメーカーの製品にバンドルされるものです。

このAI 4とLE4の違いは、そう多くありません。先ほどのインストゥルメントトラックの数が8つまでとなっている程度なので、ほぼ同等と思っても問題ないでしょう。フリーズ機能が使えないという点でも同様です。


Cubase LE 4
YAMAHA製品以外にバンドルされているCubase LE 4
ただし、AI 4はYAMAHAのハードウェアと有機的に連携して、Cubaseをコントロールすることが可能になっている一方、LE 4には基本的にそうした機能はありません。もちろん、通常のリモートコントロール機能は可能なので、その点は心配ありません。


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このように、少しずつ違いがある、Cubase 4シリーズ。目的をハッキリとさせれば、結構安価に入手できるでしょう。また、アップグレードという手段もありますから、あせって高性能なものを買わないでも大丈夫です。

なお、Cubase LEなど前のバージョンがバンドルされている製品を最近購入してしまった人は、メーカーに問い合わせるとCubase LE 4へ無償アップグレードしてくれる場合もあるので、確認してみるといいでしょう。また、最新版はいずれも4.1というバージョンになり、機能が追加されたり、より安定して使えるようになっているほか、Vistaにも正式対応しているので、ぜひアップグレードして使ってください。

【関連サイト】
Cubase4のエントリー版、Essential4登場
Cubaseとベストマッチなキーボード登場
Cubase AI4って何だ?


【関連書籍】
Cubase 4 Series 徹底操作ガイド
【編集部おすすめの購入サイト】
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