DTM・デジタルレコーディング/DAWソフト活用ノウハウ

ようやくDTM環境が整ったWindows Vista

Vistaが発売されてちょうど1年が経ちました。当初オーディオインターフェイスもDAWもVista非対応なものが多かったものの、ようやくDTM環境が整ってきたようです。現状をレポートしてみましょう。

藤本 健

執筆者:藤本 健

DTM・デジタルレコーディングガイド

Vistaへの移行はなかなか進んでいないようだけど……


Windows VistaのDTM環境
Vistaも発売されて1年が経過。まだまだ普及は進んでいないようだが……
2008年1月30日で、Vistaが登場して1年となりました。数的にはそれなりに売れたのだとは思いますが、どうもあんまり普及したという実感がありません。実際、私の周りでも「Vistaへ移行した」という話をあまり聞かないのが実情です。

みなさんは、もうVistaに移行しましたか?

かなりの期待とともにVistaを買ったり、インストールしたという人はいるでしょう。もちろん、私もいち早く購入して、それなりには使っているものの、別にVistaになって便利になったとか、使いやすくなったという感覚はあまりありません。逆にスピードが遅くなったり、使い方が分からなくて、うまく利用できていないことばかりが目立ちます。もちろん、慣れの問題だとは思いますが……。

私は仕事柄パソコン誌の編集部とのやり取りも多いのですが、雑誌によって画面キャプチャは「Vistaにしてほしい」というところと、「XPでお願いします」というところがあるのが実際のところ。ユーザーアンケート結果などを聞いても、やはりVista派はまだ少ないようです。


新製品は基本的にどれもVista対応になった


Windows VistaのDTM環境
2月1日に発売されるSteinbergのNuendo4もVistaに対応している
昨年3月に、「VistaはDTMで使えるか?」という記事を書きました。この時点では、「まだドライバもアプリケーションも、DTM関係においては、そのほとんどが対応しておらず、まったく使えないわけでもないけれど、当面は様子見」という趣旨のことを書きました。

それから、まただいぶ時間が経過したわけですが、現状どうなっているのでしょうか?

まず、ここ最近に発売されたオーディオインターフェイスやUSB-MIDIキーボードなどのハードウェア新製品、またDAWや波形編集ソフト、ソフトシンセなどのソフトウェア製品のいずれをとっても、基本的にどれもVistaへは対応しているようです。したがって、これからDTM関連の機材、ソフトを新製品で揃えていこうという人なら、Vistaでもまったく問題ないようです。
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