DTM・デジタルレコーディング/レコーディング・制作ノウハウ

次々と登場する耳コピ用ソフト

楽器を習得する上で非常に重要だけど、なかなか難しいのが耳コピです。その耳コピを手助けしてくれるソフトというのがいろいろと存在しています。ソフトによって手法はそれぞれですが、代表的なものをいくつかピックアップしてみましょう。

藤本 健

執筆者:藤本 健

DTM・デジタルレコーディングガイド

フリーソフトをベースに仕上げた「ほぼ全自動 耳コピ支太郎」

まず一つ目に紹介するのは、「WaveTone」というフリーソフトをベースにして、先日デネットという会社から発売された「ほぼ全自動 耳コピ支太郎」という4,998円のソフトです。

ほぼ全自動 耳コピ支太郎

WAVを読み込んでピアノロール風に「ほぼ全自動 耳コピ支太郎」

パッと見は非常に難しそうにも思えるソフトなんですが、これがすごく便利で簡単。ソフトを起動してWAVファイルをドラッグ&ドロップで読み込むだけで音を自動解析して、ピアノロール風に表示してくれるのです。

ここではすべての音を一気に表示してしまうので、どれがどの楽器なのか、ちょっとわかりにくいとは思いますが、再生しながら位置を表示することもできるので、気になっている部分があれば、そこで出ている音をチェックすることで、聴きとりにくい音も見つけられるはず。

さらに、必要に応じてコード解析をして表示することもできるし、音域を指定した上で狙った音だけを抜き出すことができるのも大きなポイントになっています。

この「ほぼ全自動 耳コピ支太郎」もフリーソフトの「WaveTone」も基本的な機能は同じですが、パッケージ版はMP3やAACなど各種フォーマットをWAV変換するためのツールやCDのリッピングツールがセットになっていると同時に、結構詳しいマニュアルが同梱されているのがポイントです。

【関連記事】
4,998円のソフト、「ほぼ全自動 耳コピ支太郎」の実力は!?

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