ASIO/WDMやプラグイン関連は基本的に動作する
ASIOドライバもWDMドライバもVista環境で問題なく動作する |
一方、ドライバが存在してオーディオインターフェイスが使え、DAWなどのソフトがインストールできさえすれば、XPとほとんど変らずに動作してくれるようです。
まず、ドライバでいうとASIOやWDMは、XP上での動作とまったく同様であり、とくに違いはありません。
VSTもDirectXもプラグインはXPと同様に使うことができる |
つまり、DTM・デジタルレコーディングにおける特殊なシステム、環境は何も変らずそのままVistaに引き継がれています。ただし、これについても64bitは状況が異なるため、そのまま動作するとは限りません。
まだしばらくは様子見か!?
こうした点を見てみると、やはりDTM・デジタルレコーディングを利用する上ではXPのほうが安定しており、急いでVistaを導入するメリットはないようです。とくに、オーディオインターフェイスなどのドライバが揃っていないのは致命的です。
最悪、手持ちの機材がまったく使えないという可能性もあるので、Vistaに乗り換えるのであれば、持っている機材のメーカーサイトなどをよく調べて、ドライバがリリースされていることを確認してからにしたほうがいいでしょう。
また、DTM・デジタルレコーディングの環境をVistaに変えてメリットがあるかというと、「……」という状況。Aeroのユーザーインターフェイス上で使いたいという強い動機がない限り、重くなるだけで、いいことはないと思います。