DTM・デジタルレコーディング/DAWソフト活用ノウハウ

Tiger対応、GarageBand2搭載で、入門用に最適 Mac miniでDTM!(3ページ目)

新OSのTigerもリリースされて注目も集まっている小さなパソコン、Mac mini。これでDTMを楽しむことはできるのでしょうか?実際、これを購入してDTMにチャレンジしてみました。

藤本 健

執筆者:藤本 健

DTM・デジタルレコーディングガイド

USBキーボードを接続して、DTM環境の完成


EDIROL PCR-30
USBキーボードであるEDIROLのPCR-30をつかってみた。ドライバのインストールは必要だが、USB電源供給で動作するからとっても便利
DTMを楽しむためには、やはりキーボードは不可欠でしょう。PHASE 24FWにもMIDIインターフェイスが搭載されえいるので、これを利用してもいいですが、最近はUSBキーボードも数多く、安い価格で出ています。ここでは手持ちのEDIROL PCR-30を使ってみることにしました。


さすがにPHASE 24FWと異なり、ドライバのインストールは必要です。ドライバ自体はEDIROLのWebにあがっているので、LAN経由でここからダウンロードしてくればインストールは簡単。

Mac mini
ほぼすべてのコネクタが接続状態になった
こうして、USB接続した結果、Mac miniのリアパネルはモデムのモジュラージャックとヘッドフォンを除いて、すべて接続したことになります。逆にいうと、USBハブなどを別途用意することなく、DTM環境は構築されました。しかも、ACから引いている電源はたったひとつで、とってもスマートです。Mac mini本体に対して、Mac miniのACアダプタがかなり大きいのはまあ許してあげることにしましょう。


とにかく静かで快適


Mac mini、PHASE 24FW、PCR-30というハードに、Tiger+Garage Bandというソフトの構成。とってもシンプルですが、使ってみても非常に快適なDTM環境に仕上がりました。CPUがG4-1.42GBと決して高速なマシンではありませんが、不満はありません。また、とにかく静かなことは驚きです。CD/DVDドライブを使った際だけは、ファンの音がしますが、通常は、ファンレスであり、すごく静か。そういう意味でも、なかなかいいDTM環境といえるのではないでしょうか。

今回はLogicやCubaseといったDAWは使いませんでしたが、もちろん動作させることは可能です。ただし、DAWを本格的に使うにはちょっとCPUパワー不足になりそうです。また、先ほどの接続ですべての端子が埋まってしまったため、USBドングルをどう接続するかはちょっと悩みそうですね。いくら小さいとはいえ、ディスプレイ、キーボード、マウスは別途接続するため、モバイル用途には向きそうにないので、DTMの入門用、またWindowsユーザーがGarage Bandを使ってみたいといったときにベストチョイスなマシンといえそうです。

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