オーディオとMIDIをシームレスに統合
オーディオデータもMIDIデータもシームレスに扱える |
おそらく初心者の方だと、どれがオーディオでどれがMIDIであるかなど気づかないでしょうし、実際気づかなくてもなんら支障なく曲作りができてしまうのです。そう、その1,000を超えるフレーズの中にはオーディオによるものとMIDIによるものが混ざっており、違いを感じずに曲を作っていくことができます。
詳細は後編で紹介しますが、MIDIを使った際のメリットは同じフレーズでありながら音色そのものを変更できること。つまりピアノの音を後からギターの音に変更することまでできてしまうのです。
PCR-1はGarage Bandとベストマッチ
ところで、最初の話に戻り、なぜみんながPCR-1を求めていたのか。それは、Garage Bandは単にフレーズを並べて曲を作るだけでなく、キーボードで曲の演奏ができ、それを記録することができるからです。
そしてPCR-1は邪魔にならない非常に小さいキーボードであり、USBからの電源だけで動いてしまうことも大きな理由でしょう。さらに、ここにはオーディオインターフェイス機能も装備されているので、Mac本体で音を出すよりもはるかにいい音質で再生が可能であるということ。また、オーディオ入力機能を使えばレコーディングまでできてしまうので、一石三鳥もしくはそれ以上なのです。
もちろん、本気でキーボードで演奏する人にとっては鍵盤数を見ても物足りないものなので、別途60キー以上ある鍵盤を購入することをお勧めしますが、初めてユーザーなら、Mac一台とPCR-1でかなりすごいシステムが構築できてしまいます。
音楽はまったく詳しくないけれど、何かちょっと楽しんでみたいという人、一度MacでGarage Bandを使ってみてはいかがでしょうか?